で、どーなってるの?という話。

選管により再開票すると発表されました。個人的にはこの決断を大いに評価したいです。
一歩前進。ですが、再開票は異議に対し応えるために必要なことではあるのですが、十分ではない。

市川ではそのようなことはないと思いますが、他の自治体の例ですと、ある候補の票が白票とすりかえられたり、同じ人が書いたと思われる筆跡の投票用紙の束があったりしています。さらには機械のカウンターも操作できるとか。
「投票用紙が立会人の見えない場所へ移された」と異議申立人は主張しています。複数の証言者が居るとなると信ぴょう性は高く、もしそうならそこで何が行われたのか合理的な説明がなければならない。再開票で票を数え直したとしても、それが既にすり替えられた票であれば意味がない。そうではないと信ずるに足る根拠。

私的見解ですが、数千票が立会人から見えない場所へ一時的にでも移されたとするならば、いかなる説明をもってしても、そこで不自然なことが行われなかったと完全に証明するのは無理な気がする。
もちろん、行われたという証明も無理でしょうけど。

さらに、公職選挙法を読んでみると、第六十六条2に次のような規定があります:
「開票管理者は、開票立会人とともに、当該選挙における各投票所及び期日前投票所の投票を開票区ごとに混同して、投票を点検しなければならない。」
「混同して」のこの場合の意味は、一緒にということ。つまり選管と立会人は一心同体となって票の点検をしなければならず、票の一部が立会人の見えないところへ移されたのが事実であれば、何が行われたかの説明がつくつかないに関わらず、その時点でアウトなのではないか?

市川市民すべての人々に考えてほしいです。
まずは選管が、票を別の場所へ移したことを事実と認めるかどうか。認めたとするならば、公職選挙法に沿った開票ではなかったことになる。選挙を無効にしますか?

考えられる選択肢は2つ。
1.選挙を無効にする。
2.今後の開票作業についての改善策が納得行くものなら、今回は選挙有効とする。
「市長選」はいずれにしても再選挙ですが、問題は「市議補選」。2名が当選しており、選挙無効となれば追加で税金を使って再選挙になります。そんなことは避けたいが、しかし正しくない選挙であったならば、落選した候補はどうなる?

大問題を抱えてしまっています、市川市民。「どうなるの?」ではなく、「あなたはどう考えますか?」なんです。大変深刻な状況にあります。

アイリンクタワーより1