投票箱前の記事で再選挙の日程出ましたね(1月14日)と投稿したのですが、異議申し立てがあり白紙撤回のようです。もっと後になるかも。

異議申し立てをしたのは石崎ひでゆきさんという、同日行われた市議補選に出場された方。開票速報を見ていた方はわかるとおもいますが、最初に票がドンときて上位を走っていた候補が後半、アレ?と思うような急失速をしました。主にその点を指摘。確かに不自然に見えます。

開票場ではどのようにして作業が行われていたかというと。

長い列が3列あります。
1列目には、すべての投票所の投票箱がズラリ並べられており、開票開始とともにいっせいに開けられます。
2列目では、開けられた箱から運ばれた投票用紙を「同じ向きにそろえる」作業が行われます。
3列目では、投票用紙が読み取り機にかけられます。そして、同一候補への投票用紙が200ごとの束にまとめられます。
最後に、その200の束がそれぞれの候補者の箱へと運ばれます。

つまり、開票速報のときに上に出ていた77.61%とかいう数字は「開票率」じゃなくて「作業完了率」なんですよね。「箱に運ばれた票÷投票総数」。

そして、3列目の読み取り機のあたりがポイントなんですが、特定地域にとても強い候補は、近くの場所で固まって速く束ができるみたいです。束ができると運ばれる。いっぽう長い列にわたって平均的に票が出ている候補の票をまとめるのは作業効率が低いので時間がかかる。

数字だけで開票速報を見ている人々にとっては不思議な経過でしたが、そんなことであったようです。

しかし、石崎氏の異議申し立ての中で「数千票の束が立会人から見えないところへ移動されたことを複数の人が目撃している」や「高橋りょうへい候補の1000票が村越ひろたみ候補に混入していたのを高橋候補の立会人が発見」は確かにおかしなこと。後者については、結果的にはその1000票を足しても僅かに足りませんが、発見していなければあるいは誤ったまま新市長が誕生していたかもしれません。「大丈夫なのか?全部数えなおしてみてくれ」と市民に指摘されてもやむを得ないところ。

これはまったく私の個人的な推測ですが、数えなおしをした場合も結果を覆すほどの差異は出てこないのではと思います。逆に出たら大変なことなので。

選管の対応が待たれます。