市川市長選、公示日を迎えました。

個人的に今回は、高橋亮平さんを応援します。高橋さんはかなり早い段階で市長選出馬意向を示されており直接お話を伺う機会があったこともありますが、先入観なく現時点で考えても、最も市長になってほしい方です。

国政選挙の場合、有能で人柄が良くても政党支援ない無所属候補ですと、国会でひとりでどれ程のことができるだろうか?と考えます。しかし今回は市長選ですから、シンプルに市長として適任の人を選ぶべきと考えます。従い、政党よりは政策重視です。

最も重視する政策は、保育と教育。「子供を必ず預けて共働きできる」「子供が意欲さえあれば家庭の収入に関係なく大学まで行ける」・・・この2点が実現されれば、若い世代が安心して子育て出来る。当ブログで繰り返し述べてきたことです。好きになった人と自然に結ばれることができない社会になりつつあり、それだけは最低限なんとかしなければならない。次の世代に申し訳ない。

私の場合、情報の入手はやはりインターネットからです。次第に多くの人がそのようになってきているのではないでしょうか。

まず待機児童問題について。「待機児童を減らす」のは当然ですが、どのような政策によってなのか、5候補者の公式サイトを見て、見落としがあったら申し訳ないのですが具体的な記述が確認できたのは、高橋さんと小泉文人さんの2名でした。
高橋さん「駅前送迎保育ステーション、大規模保育園建設、空き教室の利用、認定こども園など幼・保一元化、無認可保育園の支援、保育士寮の整備など」
小泉さん「市川、本八幡、行徳、これら利便性の高い駅の近くに大型の保育園を公設で用意」「東京都と同じレベルまで保育士の給与を引き上げる」

次に教育費負担の軽減。上記2名に加え坂下茂樹さん。
高橋さん「子育てバウチャーによる、習い事や塾代、私立学校授業料への支援」「各種奨学金制度の拡充」「民間連携も含めたオンデマンド教育提供や講師派遣、地域や保護者の中の教育経験者の協力など、放課後学習支援の拡充による公私間格差の是正」と熱心。
坂下さん「少人数学級を推進し、一人ひとりのこどもに目が届く授業を目指す」「低所得者にも平等な教育を確保するため奨学金制度などを充実(教育格差の是正)」
いっぽう小泉さんは本件については政権与党の方らしく、国会でまずはどのような議論がされるか、それに市がどう追随できるかで考えていらっしゃる様子。討論会の動画をご覧ください。こちら。「高校無償化」に限定したトークですが、教育費問題についてはまずは国でという考え方を全般的にされるのかなという印象を受けました。
従い、このテーマについても高橋さんが最も積極的と判断します。

最後に、どんな立派な政策も財源を伴わないと絵に描いた餅。財源の確保ですが、行財政改革についてわかりやすく明示されているのは高橋さん坂下さん小泉さんの3名。詳細は割愛しますが、坂下さんと小泉さんは政権与党の方らしく、無駄を省き必要な所へということではあるのですが、現路線を否定するようなことは言いづらい・しづらい印象。高橋さんは「市の事業に対して、政策目的(アウトカム)による事業評価を導入してゼロベースで見直し目的と効果を精査し、効果の薄いもの、コストパフォーマンスの悪いもの、既得権益化しているものを廃止」ということで、最も大胆。
考え方次第であり時代にもよりますが、責任ある立場でやってきた県議や市議の言葉の方が慎重で信頼できるか、あるいは変革を唱える新しい人に掛けるか。私は今回は、後者とします。

念のためですが、上記はあくまで私の考え方であり、人により優先順位が違うことは当然ですし、判断の基準も違うことでしょう。例えば小泉さんはどこに力を入れようとしているかといえばプラチナパスカード(65歳以上人、3歳児未満の子をお持ちの保護者、障害者への交通費補助)や駐輪場の無料化。「教育費は市がやろうとしても難しいが、それなら市長が力を入れたら現実的だ。確実に少しでも助かるほうがいい」という人も多いでしょう。高橋さんも「交通弱者となる高齢者や障がい者、妊婦の方などがタクシーを安価に利用できる仕組みをコミュニティバスの再検討と共に構築」と公約に入っていますが、力の入れ方は小泉さんの方が勝っている印象です。

市川市長選は、11月26日(日)です。