将棋教室でも子供たちが時々政治ネタを話していて、おぉいいぞいいぞと思いながら聞いています(笑)。「センセイ頭おかしいんじゃない?」「これはそうだよね」というようなカンジでご家庭での話題作りにHara Blogをお使いいただけたらありがたいです。

さて、市川市の重大問題いきましょう。三浦一成市議会議員逮捕の問題。

これは怒りましょう。特に男子、怒ってくれ。同じ市内の学校の女子にお金を渡していやらしいことをしたヤツが市議会議員をやっているのかもしれない。本人は否認しているとのことですが、自宅パソコンからは児童ポルノ画像が見つかっており、少なくとも児童ポルノ画像所持は確認されている。

そんな市議はすぐに辞めさせろ!と思いますよね。これがそうはいかない。議員が失職するのは逮捕だけではダメで、「禁固以上の刑に処せられた」場合。

という訳で市川市議会では7月の臨時会で、「議員が市民の信頼を著しく損なう非違行為をした場合における市川市議会の議員報酬等の特例に関する条例」を制定しました。
「禁固以上の刑が定められている重大な刑事事件で起訴あるいは逮捕・拘留等をされた議員について、その行為、あるいは行為者である議員に議員報酬等を支給し続けることが市民の信頼を著しく害すると認めらえる場合は、その支給を差し止めることができ、その事件で実刑判決を受けた場合には差し止め分を不支給とする」

三浦議員の報酬は、8月から差し止められます。
それでも、まだ議員を辞めない。なぜか考えてみましょう。

「支給を差し止める」ですので、裁判で実刑が確定しなければ報酬は最終的には支給される、もらえる訳です。
で、条例の最後の部分「実刑判決を受けた場合には差し止め分を不支給とする」なのですが、「実刑」とは執行猶予のついていない禁固・懲役・拘留を指します。

従い、金銭を渡したことやわいせつ行為が証明され禁固・懲役・拘留などの重い刑が確定しなければ依然として三浦議員は市議の立場を追われることはなく、報酬もいずれもらえる。
もうひとつの児童ポルノ画像所持ですが、調べたところ逮捕されたとしても29%が不起訴、48%が略式命令請求つまり罰金で済みます。「実刑」(禁固・懲役・拘留)までいかない。つまり、8割がた助かります。

以上を踏まえた上で。
もし全くの冤罪であったなら、三浦議員側は身の潔白を相当に世の中へ向け主張するはずです。それがないということは、少なくとも何らかの負い目があるのでしょう。しかしながら、実質的な罰を与えることは非常に困難。

ひとつ、方法があります。それは、投票行動。
国会であれば当然、議員の不祥事では所属する党の品位も問われる。今年の11月に市川市長選があります。三浦一成議員は逮捕されるまでどの党の会派に所属していたのか。その党は市長選でどの候補を応援するのか。批判票を投じ民意を示すべきか、しっかり見てゆきたいものです。

3手詰。

3手詰





答え: ▲1一飛△同玉▲2三桂不成まで3手詰。