いったん、投票率から離れます。先の記事で市川市は待機児童ワースト4位と紹介し市職員さんたちにちょっと申し訳ないのでこのテーマにします。

市川市の保育園に関するデータですが、調べてみたところおおよそ以下の通りです。不正確かもしれませんが、おおまかな数字とご理解ください。

0〜6歳児人口: 約28,000人
認可保育園定員数: 約7,600人
認可外保育園定員数:約1,300人

保育園に入っていない子たちは幼稚園に行っているか、どこにも行けてないか。
そして、認可外保育園やどこへも行けてない子だけでなく、幼稚園に通っている子も潜在的な待機児童になり得ます。我が家も幼稚園に通わせつつ、できれば保育時間の長い保育園に入れたいと申請を出し続けていました。

つまり極端な見方をすれば、市川市には最大約2万人の潜在的待機児童が存在する。認可保育園をつくることは大事なのですが、つくってもつくっても「保育園が入りやすくなったのならそちらにしたい」というご家庭がどんどん出てきてしまいます。待機児童はいっこうに減らない。

従い、本質的な問題は待機児童の数ではない。待機児童を含め保育園に入れたいのだけど溢れてほかの手立てをとっているご家庭に、どのようなサポートが出来ているか。ここになります。

選挙のときに「認可保育園をつくります。待機児童の数を減らします」と言っている候補者がもし居たら、ちょっと注意しましょう。

幼稚園