先日の記事で触れました、東京都知事候補の中川暢三(ちょうぞう)さん。ホームページの問い合わせフォームから、一般人が質問できるタウンミーティングのような機会がないか質問したところ、事務所へ招いていただき、早速行って参りました。

残念なことに後半来客になってしまい、写真を撮らせていただく余裕がありませんでした。代わりに政見放送の動画を貼ります。



政治家を目指す人はエネルギッシュな人が多く、従いアクの強さが人によって感覚的に受け付けないようなこともありますが、中川さんはそういったところがなくスマートで、印象としてアレルギー反応を起こす人は居ないのではないでしょうか。

事務所でも、とてもざっくばらんに迎え入れてくださり、親切に話をしてくださいました。

大手建設会社で約20年東京の街づくりのお仕事をされた後、兵庫県の加西市長や大阪市北区長を歴任されています。ホームページにある東京都構想には、さすが専門家らしいグランドデザインが伺えます。待機児童解消はもちろん、福祉・子育て・老後の暮らしなどを含め、省エネで人にやさしくさらに美しい街の具体的な構想をお持ちです。

少しわかりにくいなと感じたのが、「都の業務を効率化してゆくことによってコストカットを進める」という、財源の捻出方法について。大きい会社に勤めている人なら感覚的に解るでしょうが、「ここをズバッとやれば幾ら浮きます」みたいな話ではないので、誰にでもスッと入ってくるような概念ではない。
そこで、これがどういうことなのか質問してみました。

例えば、空き家になっている都の施設がたくさんある。それは、空き家である限りは管理費がかかるだけの金食い虫に過ぎない。そこに、小規模保育の事業所を設置する。その場所は、金食い虫どころか逆に財を生み出す施設に変わる。都が所有している空き地を駐車場にすることだってできる。そのような手段は、枚挙にいとまがない。いくらでもある。
そして、市区町村に出来る限り現場での権限を下し都と連携して業務を行うことにより、スピーディーに仕事は進む。早く一つの案件がかたづけば、次の仕事ができる。金銭的にマイナスになっている人的・物的資産が、どんどんプラスに転換してゆく。
と、いうことのようです。

私自身認識を新たにしたのは、財源を捻出するには既得権益との軋轢が不可欠という訳では必ずしもないということ。もちろんケンカが必要なこともあるのでしょうが、そうでなくとも、知事の権限の範囲だけでも、やれることはたくさんありそうです。そして中川さんのお考えでは、財源捻出どころか減税まで可能であるとのこと。

注目すべきは、大きな実績をお持ちです。
大阪市北区長になられたときに、300人居た待機自動を1年間で30名に、次のとしにはほぼなくなる状況を実現されています。認証こども園などの手法を使い解消されたとのこと。
「今、世間的にイチバン注目されていることで、実績すらおありになるのに、なぜもっとアピールしないのですか?」
と質問したところ、
「あまりにも当たり前で、そんなのは政策ではないです」
とのお答え。
いやぁーそんな・・・と、思わず天を仰いでしまいました(笑)。

もったいないと感じたのは、真面目すぎて普通目線のオイシイところに目もくれないようなところをお持ちではないかという点でした。逆に選挙広告を拝見すると、有権者への還元や江戸城復元のことなど、中川さんがお考えの様々の政策を実行した先にあるシンボリックなことなのでしょうが、背景を解らずこれだけ見るとちょっと誤解を招くか首を傾げるか、そんな印象も与えるかもしれません。

街づくりの経験・知識、自治体の長としての実績、申し分ありません。もし東京都の有権者へ情報が行き渡ったならば、必ず有力な知事候補のひとりと認識されるはずと感じました。

中川ちょうぞうさんは、「自治体トップ(首長)は完全な無所属無党派であるべき」との信念をお持ちとのこと。これにも、個人的には好感を持ちました。最後に付け加えます。