昨日は将棋教室の後、秋葉原に出て書泉で棋書をいろいろ手に取ってざっとナナメ読みしていました。定跡の進化が急速で、ため息が出ます(笑)。自分に関係する戦形のものを一冊買いました。

その後、都知事選に立候補している上杉隆さんの街頭演説が秋葉原であるというので、聴きに行ってみました。

上杉隆AKIBA


政党推薦の3人をメジャーアーティストに例えれば、上杉さんはインディーズの有力アーティストでしょうか(笑)。3人ほどではないですが、それでもざっと見た感じで100名くらいの観衆が取り囲み、熱心に耳を傾けていました。

スタッフが、以下の公約が刷られた(一部省略)パンフを配っていました。
1.首都直下型地震対策(防災グッズの全660万世帯配布)
2.養護老人ホーム待機者ゼロ
3.保育所待機児童ゼロ
4.東京オリンピック運営費を当初のコンパクト案に(約1兆円規模の予算削減 / 組織委員会の見直し)
5.横田基地軍民共用化による多摩地区の経済発展
6.東京サイバーシティセキュリティ構想
7.東京オリンピックまでの地方法人税の再配分の凍結(1兆2,800億円の財源確保)

選挙公約は誰でもいいことを言うのは当然ですが、いざ実行できるかは、財源をどうするかという課題と既得権益を持つ者からそれを引きはがせるかどうかにかかっています。
その意味では、上記4と7ですが、上杉さんが財源の解決策までを公約に掲げている点は大いに評価できます。

上杉隆ビール箱選挙で街をうるさくするのが嫌いとのことで、マイクの音量はさほど大きくなく、しかしながらしっかり聞こえる声でビール箱の上で直立不動で話されていました。

公約の各項目について、具体的にどうすれば解決するのかを説明。よく勉強されていて、数字も頭に入っています。確かにそれならば出来そうだと思わせてくれて、説得力があります。

例えば2番ですが、待機者の問題は実はホーム側のマンパワーの問題。介護職員の給与を月平均10万円上げると110億円とのこと。それで人材が集まる。

社会的に注目されている3番については、練馬区で成功している幼稚園と保育園の一元化、これを進めていくとのこと。確かに、多くの幼稚園では定員割れにすらなっている。預かってくれる時間が短いため、共稼ぎだと幼稚園ではなく保育園に入れざるを得ない状況。認証子ども園政策を推し進めて待機児童を解消してゆく。「2年でやれます」とのこと。予算500億円。

ちなみに1番の予算が550億円。

合計すると政策実行のために1兆円強が必要。4と7をある程度効果的に進められれば、確かにできそう。果たして現実的に可能かどうか。
7については、「オリンピックという国家的事業を東京は抱えているのですから、せめてオリンピックまでは凍結させてほしい」と、「廃止」ではなく「4年凍結」で国と交渉するとのこと。それなら現実的と見ていらっしゃるようです。

上杉さんの街頭スピーチ、画期的で素晴らしいと思ったのが、質疑応答のコーナーが設けられ、聴衆が手を上げて質問できるところ。そして、質問者もマイクを握ってビール箱の上に立ちます(笑)。
私も手を上げて、4番について質問してみました。金食い虫になっているオリンピック組織委員会をスリム化するための、M会長の「名誉ある勇退」への具体策について。

真に迫った答えが返ってきました。
「組織委員会の金の使い方について、調査委員会を立ち上げますよ」
というお話をされるとのこと。今回の都知事選は舛添氏の経費の使い道が原因ですが、組織委員会の贅沢旅行やゴルフ三昧は、それどころではないようです。一般市民がその内容を知ることになれば、どうなるか。
しかし、日本のスポーツ文化をここまで発展させたM会長の功績は大きく、それは評価すべきであるとのこと。「名会長としてご勇退いただきたい」と、交渉されるとのことでした。

他の方の質問で、築地移転問題についての見解を求められました。惜しまれながら立候補を取りやめた宇都宮けんじさんが熱心に取り組まれていた事案でもあります。
上杉さんは豊洲の状況が十分でないことをよくご存じで、「移転できない。中止」と明言されました。

TVが3候補しかとりあげないので残念なことに知名度が低いのですが、政策の中身と実現性で判断したいと考える人にとっては注目すべき候補者と感じました。

本件、将棋のテーマではないですが、東京オリンピック・パラリンピックは千葉にも関係しますし、東京の保育・教育政策は千葉にも大きく影響を及ぼすと思いますので、ツイッターにも上げます。