一昨日の金曜日、社団戦チームの将棋の練習会で新宿を訪れた際、都知事選に立候補している元労働大臣の山口敏夫さんが街頭演説でマイクを握っていましたので、足を止めてみました。

山口敏夫


新自由クラブで自民党を離党、後に復党するも宮沢内閣不信任決議賛成で再度離党、新進党に参加するも業務上横領で逮捕。裁判で争うも実刑確定。既に勤めは果たされています。
バブルの狂った時代を挟んでの自民党異端児。政界の牛若丸とニックネームをつけられました。お金も要ったでしょうし、狙われもしたでしょう。大組織の汚いところを、イヤというほど知り抜いている人です。

通りかかった時には、東京大空襲の中を逃げた少年時代の話をされていました。あの時代のことが忘れ去られようとしている、戦争に行った人は戦争を語りたがらない、当然だ彼らは戦地で人を殺したのだから思い出したくない、戦争とはそういう悲惨なものだ、ぜったいにしてはならないのだと。
いいお話しではあるけど都知事選の演説としてはズレてないかな?と思ったのですが、そうではなかった。

次第にテーマは都政関連に及び、特に東京五輪について、利権が沸いて様々の思惑が交錯する、その中でそれにまみれない人を選んでくださいと叫ばれていました。
「政党の操り人形を選んではいけません。そして、操り人形予備軍もダメです」

「私に投票してほしい」と一言も言わないので不思議に思っていたところ、次のように訴えました。
「私は、増田さん小池さん鳥越さんの間に割って入ろうとは思っていません。自分で見聞きして考え投票する候補者を選んでください。それを訴えたくて立候補したのです。観客席に居てはそれができない。自分も戦わなければみなさんにそれを言えない。YouTubeというのがインターネットであります。色々な候補が語っています。ぜひそれを見て、利権にまみれない、知事にふさわしい人を考えて決めてください」

お歳は75歳とのこと。車の下ではご年配の女性スタッフらしき方が、「最後の闘いです。よろしくお願いします」と足を止めてくれた人に頭を下げられていました。

利害関係を伴にした人々や破天荒な行動に思想的にあるいは実際に迷惑を被った方々は複雑な感情を持つことでしょう。しかしながらこのライブは、迫力ありました。熱かったです。