南スーダン。

防衛大臣、記者の質問に対してメモを見ながらシドロモドロの会見。
「PKO協力法における武力紛争が発生したとは考えていない」
えっ?は? 「PKO協力法における武力紛争」も何も、ドンパチやってんじゃん。あれって武力紛争じゃないの?

「反政府側が紛争当時者に該当するとも考えていない」
なになに?意味不明。

で、PKO協力法をじっとにらんで考えてみたのですが、どうやら霞が関文学的にはこうらしい。

つまり、大統領派と副大統領派があるワケだが、両者は停戦合意している。従って、PKO派遣5原則の中にある「紛争当事者間の停戦合意」はなされている状態である。
ただ、上の言うことをきかないで下の方が私利私欲で銃火器を用いて略奪などを行っている場合がある。これは『PKO協力法における武力紛争』ではなく『単なる犯罪』であると。だから自衛隊派遣問題なしと。

いやぁ、この人たちに判断任せてたら命がいくらあっても足りない気がする。

調べたところ、1993年にカンボジアでおきたPKOで派遣された警察官が武装集団に襲われて殺害された事件で、当時の河野洋平官房長官が似たような発言をしていますね。
「現時点でパリ和平協定の枠組みは崩れておらず日本のPKO派遣の前提である停戦合意など『五原則』は維持されている。自衛隊や警察官など国連平和維持活動(PKO)要員を撤収する考えはない」

南スーダンもそうだというワケですか。いや、状況は相当違うと思う。

日本の一般市民の感覚が次第に麻痺している感じがする。そのうち自衛隊が戦闘に巻き込まれているニュースを、御飯食べながら平気で見ている時が来そう。
いや、もう来ている。先日のダッカのテロも、日本がとった選択により「十字軍」と見られた結果だ。何気なく日常を過ごしている私たちが、確かにあの7名を殺したのだ。


都知事選。

宇都宮けんじさん、好感度が上がっている感じがします。明日最終決定だそうですが出馬すれば、共産・社民の組織票がなくなっても浮動票が相当入りそう。
ゴタゴタしすぎたので、一般の都民に「都政を政争の具にするな」という感情が沸いている雰囲気。そして、いちばん都政について勉強し政策の準備をしてきた人がメイン候補者の中で誰かといえば明らか。

鳥越さんの会見もテレビで見ましたが、やはり宇都宮さんの言うように、確かに改憲勢力が大きくなり危機感を持ったというのは解るんだけれども、都知事選の争点はあくまで都政。そして、鳥越さんの準備不足は否めない。

宮崎大宮高校の大先輩、社民党の福島みずほさんにようやく協力できます(笑)。国政だと違いが大きく支持できないのですが、自治体なら。千葉県民なので選挙権はないですが、せめてブログにて。社民党は党としては鳥越さんを応援せざるを得ないですが、福島さんは気持ちでは宇都宮さんを応援したいでしょうね。断腸の思いでしょう。勝手に代弁させていただきます(笑)。

前回の都知事選で宇都宮さんを熱烈支持したミュージシャンの三宅洋平さん(参院選で東京都選挙区で戦った)の動向も注目です。今回の参院選で25万7千票を獲得しています。再び宇都宮さんを支持するとすれば力強い応援ですが、参院選で協力してくれた生活の党から止めてくれと言われるでしょう。三宅さんは無所属ですので絶対服従の必要はないですが、さて、政治家としての判断になるのか。それともミュージシャンの魂に基づいた判断になるのか(笑)。

もうひとり、上杉隆さんの闘いにも注目しています。異端児扱いされる人ですが(笑)、ものすごく頭がいいことは確かで、政策論争でも宇都宮さんと張れるくらいの勉強をしてくると思います。

上杉さんご自身は、もちろんやるからには勝つことを目指すんでしょうが、現実的に勝てるとは考えていないのではないか。むしろ選挙期間中の論戦を通じて、東京五輪の問題点を洗い出すことや都民の税金の行く先の問題点など、従来タブーとされていることに切り込み、白日の下にさらすことを目的としているように見えます。刺し違える覚悟で。

私がもし都民で選挙権を持っていたら、宇都宮けんじさんか上杉隆さんの二択で考えると思います。