中山中将棋部物語の第(7)話の中で話題になった、茶道・華道と将棋の同ジャンル性について考察してみました。

こちらのサイトに、茶道と華道の共通点・相違点がわかりやすく解説されていると思います。
まとめると、

茶道とは:
基本精神である和敬静寂(和:調和、敬:他者を敬う心、静:邪念のない清らかな心、寂:禅の「無」の思想)を茶道の稽古を通じて求めていく修業。一期一会の精神の元、一度かぎりの茶席の かけがえのなさを大切にする。

華道とは:
四季折々の樹・枝・草・花などを切って花器に挿して、その美しさや命の尊さを表現し、観賞するもの。花を生ける時に命を感じ、心をみつめ、理想とする美しさを花で表現する。

共通点:
礼儀を重んじること、その場にある人を読むこと、という点。

相違点:
茶道は修業と自己鍛錬による他者との心の交流。相手の状況を読み、あらかじめ念入りな準備をしながら、自分の思いも投影する。
一方、華道は、自分自身と向き合い、その表現を花に託す極めて個人的な営み。

こうして見ると茶道の精神性は、華道よりもむしろ将棋のほうが近いとすら感じられます。囲碁や将棋も、まさに和敬静寂の精神を棋道によって求めてゆく修行と言えますので。
実際、千利休はよく囲碁を打ったそうです。

昨今、コンピューター将棋の隆盛により将棋の競技性・ゲーム性の面が世の中に強い印象をもたらしていますが、そのような時だからこそ、伝統文化ならではの精神性を重視することも必要かもしれないと、改めて気付きました。
将棋界でも、女流棋士の中倉彰子先生の「いつつ」での試みなど、そのような動きがあるようです。

茶道や華道、とりわけ茶道の精神を学んでいる子が兼部できる将棋部が中学校にできたら、まさに画期的ですね。最先端の試みと言えます。


ガンバレ、市川四中!