先ほど報道ステーションを見ていたら中島岳志教授アッパレ。地上波なので言葉柔らかくではありますが、重要な視点を投げかけてくれました。
「舛添都知事の公金流用疑惑の話題で五輪招致疑惑が陰にかくれてしまっている。五輪招致疑惑は金額も事件性も大きい」

そうでなくても書こうと思っていたのですが、都知事を締め上げるのと少なくとも同程度には、五輪招致に関わった組織や人物を追及しなければおかしい。都知事が旅館で行ったという会議の実態がわからないことを問題視するのであれば、招致委員会とシンガポールの会社との契約の実態も追及すべき。守秘義務なんて言われて引き下がっちゃいけない。具体的に2億円分、何をしてもらったのか。

また、仮に招致委員会が賄賂に使われると知らなかったとしても、実際買収にそのお金が使われたとすれば、日本側に罪はないからこれでいいでしょとはいかない。

「都知事は辞任すべきではないのか」と投げかけるのであれば同様に、「五輪は返上すべきではないのか」と世に問わなければいけない。

「キレイごとじゃ五輪招致で勝つなんてできないよ。出ちゃったのは仕方ないからなんとかうまくまとめて、夢の五輪は実現させようよ」というのであれば、「都知事セコイけど、何らかの形でけじめをつけてもらって、それで任期満了までやってもらおうよ」ということにすべきでしょう。