5月18日(水)は東京・将棋会館でマイナビ女子オープン第4局が行われていました。

先手が加藤桃子女王、後手が室谷由紀女流二段。戦形は加藤女王の居飛車、室谷女流の角道オープン振り飛車4→3戦法(四間飛車スタートで三筋に振り直す)となりました。

加藤女王が面白い攻め筋を披露してくれましたので、行徳将棋クラブの居飛車のみなさん、ありがたく参考にしましょう(笑)。
相手が振り飛車で角交換型の場合ですが、▲7五歩として7六の地点に角を据え、▲9五歩から香車を吊り上げて角でとっちゃう。で、とった香車を8六に打つ。

マイナビ女子オープン第4局


左辺が上図のような形でもし飛車が1段目とか2段目に居たら決まってますね。本譜は竜が5四ですが、▲7四歩△同歩を入れてあるのが上手く、次に▲8三香成△同銀▲同角成△同玉▲6三竜の王手金とりで攻めが続きます。
これを受けるため室谷女流は△7三馬と引きました。手厚いように見えたのですが、▲2一歩成と桂馬を入手し▲6五桂と打つ手が厳しく、加藤女王が攻めきって勝ちタイトル防衛となりました。

実はちょっとムリ筋ではあるようです。例えば上図では△7一桂が無難な受け方で、後手が優勢を維持できたようです。
でも、アマチュアやまして小中学生の大会では玉を危険地帯に引っ張り出せばチャンスが拡大しますので、知っておいて損はないですね。


17日の日本経済新聞の夕刊に第3局のYouTube中継に触れた記事がありました。YouTube担当者も、あまり告知をしなかったのに多くの人に見ていただいたと、コンテンツとして将棋に注目している様子です。
特に海外への展開を考慮すれば、他の媒体に比べてYouTubeは圧倒的に優位性がありそうですね。将棋の新しい可能性が示されたという意味においても、画期的なシリーズでした。