『 しあわせのとんぼよ お前はどこへ飛んで行く 』


薬に賭博とスキャンダル報道が続いた後で、プロ野球シーズンは華やかに開幕しました。
輝ける夢の舞台は、変わらずに続いてゆくことでしょう。

Gの優秀な若い投手の記者会見を見て、なんだか学校で悪いことをして教壇に立たされみんなの前で懺悔させられている子供のようだという印象を受けました。

ほんの一粒の人しかなれないスターの立場にあり幸運に恵まれているのだから、同情の余地はないという意見もあるでしょう。むしろそれが正当なのでしょうが、敢えて考えてみた。

プロスポーツ選手になるような人は、子供の頃から体育会系の部に所属し、それが日常生活の中心。考え方も行動パターンも、その世界の論理が骨の髄まで染み付いているはず。

先輩には絶対服従・・・ですよね。使い走りや宴会芸など、時として人間扱いとは思えないようなことを面白半分に先輩たちに要求されやらされて、しかしどんなに理不尽なことでも下のうちは「はい」と二つ返事で引き受けしのんで生きる。そういう文化の中で生きてきている。

かわいがってもらっている先輩になにか誘われたら、その行いの是非よりまずは「はい」。では、なかったんだろうか。
ましてや、試合前のげん担ぎや高校野球くじ(・・・これって、「賭博」ですよね?)で、複数の球団で日常的に多数の選手たちがお金を出し合うことが行われていた。
球界全体を一斉浄化するために、たまたま週刊誌に名が出てしまったひとりの選手に十字架を背負わせるような形になってしまっているとすれば。う〜ん、と思ってしまう。

そこは上層部もわかっているでしょうね。野球協約では、有期の失格選手が復帰する場合は元の球団と契約することになっているそうです。ぜひ一年間、体力技術落とさずに訓練して、その日に備えてほしいです。

話は変わりますが、時は1984年。センバツ高校野球準決勝。あのPL学園にわれらが宮崎都城高校が肉薄した、素晴らしい好ゲームがありました。結果としては惜しくも延長サヨナラ負けだったのですが、宮崎県中が沸きました。
「都城って、そんなズバ抜けたチームじゃなかった。それがあんな上まで行ってPLとスゴイ試合をした」
と、同級生の野球部の子が教室で興奮して語ってくれたのを印象深く覚えています。
甘いと言われるかもしれませんが、心情としては、同世代スターの復帰を願わずにいられません。

長渕剛さんの「とんぼ」(1988年)弾き語りです。