19日(土)、午後はPCで箱根で行われていた王将戦第6局(郷田王将vs羽生名人)を観戦。
早めの終局だったので、棋譜を将棋ソフトに入れて解析してみました。
中盤は、先手羽生名人が優勢で進んでいたようです。差が縮まったのは62手目の局面、▲6二銀不成に対して郷田王将が△8一飛と逃げた局面で、7三の桂馬をどう取るかですが・・・

コンピューターは▲7三角成と馬をつくって引き続き先手優勢を示していますが、羽生名人は▲7三銀不成を選択。対する郷田王将の△6一飛がドンピシャリ、コンピューターと同じ手。一気に差がなくなり互角になりました。
ちなみに上図から、コンピューターは数手先までずっと▲3七角あるいは▲4六角と角を逃げる手を最善手として示しています。6四の角と6一の飛車の交換をかなり嫌っているようです。実際、本譜も終盤にその交換となり角を使われる展開となりました。
ただ、そうはいっても羽生名人にその後もチャンスがあったとソフトが言っているのが72手目、下図の局面。▲3四歩に△同銀ととったところ。
上図でコンピューターは▲3五桂で先手優勢を示しています。△同銀は▲同銀で玉頭に迫ってきますし、△1二玉なら▲4三桂成△同銀▲4二金とガリガリいくそうです。この展開は、将来△6六歩▲同金△3九角の筋をくらったとしてもそこで▲3八飛が異常にキビしく、先手優位が続くらしい。
本譜では羽生名人は▲3五歩と桂ではなく歩打ちを選択しました。
念のため、上記は某将棋ソフトがそう示したというだけで、解説しているわけではありませんので何卒ご了承ください。
郷田真隆王将はつい先日、不運にも順位戦でA級から降級となってしまったばかりですが、見事に王将のタイトルを防衛されました。不屈の精神力に感服するばかりです。素晴らしいドラマを見せていただき、ありがとうございます。そして、おめでとうございます。
早めの終局だったので、棋譜を将棋ソフトに入れて解析してみました。
中盤は、先手羽生名人が優勢で進んでいたようです。差が縮まったのは62手目の局面、▲6二銀不成に対して郷田王将が△8一飛と逃げた局面で、7三の桂馬をどう取るかですが・・・

コンピューターは▲7三角成と馬をつくって引き続き先手優勢を示していますが、羽生名人は▲7三銀不成を選択。対する郷田王将の△6一飛がドンピシャリ、コンピューターと同じ手。一気に差がなくなり互角になりました。
ちなみに上図から、コンピューターは数手先までずっと▲3七角あるいは▲4六角と角を逃げる手を最善手として示しています。6四の角と6一の飛車の交換をかなり嫌っているようです。実際、本譜も終盤にその交換となり角を使われる展開となりました。
ただ、そうはいっても羽生名人にその後もチャンスがあったとソフトが言っているのが72手目、下図の局面。▲3四歩に△同銀ととったところ。
上図でコンピューターは▲3五桂で先手優勢を示しています。△同銀は▲同銀で玉頭に迫ってきますし、△1二玉なら▲4三桂成△同銀▲4二金とガリガリいくそうです。この展開は、将来△6六歩▲同金△3九角の筋をくらったとしてもそこで▲3八飛が異常にキビしく、先手優位が続くらしい。
本譜では羽生名人は▲3五歩と桂ではなく歩打ちを選択しました。
念のため、上記は某将棋ソフトがそう示したというだけで、解説しているわけではありませんので何卒ご了承ください。
郷田真隆王将はつい先日、不運にも順位戦でA級から降級となってしまったばかりですが、見事に王将のタイトルを防衛されました。不屈の精神力に感服するばかりです。素晴らしいドラマを見せていただき、ありがとうございます。そして、おめでとうございます。