3月3日(水)は、さだまさしさんの市川文化会館コンサートへ行ってまいりました。

編成は、ボーカル&ギター&バイオリンのさださんの他には、ピアノ、打楽器、ギター(時折マンドリン)の3名。合計4名(「あのねーず」というそうです)の音数少ないアコースティックライブでしたが、これだけの楽器で演奏しているのが信じられないくらいの豊かな音が文化会館に満ちた素晴らしい音楽界でした。ギターもバイオリンも、ホントに木が鳴っている、生き物の歌。さださんの声に染み入るようにサポートする柔らかなピアノ、情景を思い起こさせてくれるような効果的な打楽器。約3時間、堪能させていただきました。

市川だからということもあるのでしょうか、古くからのファンが大喜びするようなグレープの曲が前半に並び、14曲が演奏されました。

1.案山子
2.雪の朝
3.無縁坂
4.縁切寺
5.精霊流し
6.関白失脚
7.北の国から
8.風の宮
9.ラストレター
10.夢見る人
11.人生の贈り物
12.主人公
13.まほろば
(アンコール)
14.風に立つライオン

もちろん、トークは名人芸。演奏よりMCのほうが長いのですが、まったく飽きさせることなくよどみなくお話しになります。笑いましたし、色々考えさせられました。

まちがいなく市川の重要文化財と、改めて思いました。