前稿、待機児童問題からの流れで。
フルタイムで共働きのご家庭は保育園では延長保育を利用されると思いますが小学校に上がると学童。そして、この学童保育にまた待機児童問題が・・・
実は、保育所入所の待機児童(全国2.1万人)より、人数的には学童の待機児童問題のほうが深刻だったりする。2015年の資料では全国で8.3万人、潜在的には40万人以上という。

・・・やっぱ、それがオチかいって話ですが(笑)。はい。学童将棋

調べたところまだ検討ベースらしいんですが、小規模事業者が学童保育に民家やアパート等を活用する場合に国が家賃補助する計画もあるとのこと。そうなれば自宅開業でなくてもいいし選択肢も広がりそう。

実際、塾をはじめとする企業がこの「アフタースクール」に興味を示し参入を始めています。ビジネスチャンスととらえている。そういう企業経営のアフタースクールが将棋を取り入れてくれてそこに講師のお仕事が出来るといいな・・・という考えもあるでしょうが、個人的にはやはりピアノ教室のように個人開業してくれる女性に増えてほしいです。そのほうが裾野が広がるので。実入り的にも中間搾取がないし。
まぁ、両方あっていいでしょうね。ピアノ講師もそうです。

ちょっと、思考走り過ぎでしょうか(笑)。ペースダウン必要?
違和感を持たれる将棋ファンの方が多いかもしれませんね。う〜ん、どう説明しようか。

将棋ファンの多くの方々は、伝統的な将棋の世界、平たく言うと日本将棋連盟と新聞社がつなげてきたプロの世界に畏怖の念があり、「さほど高い棋力がなくても資格をとれます」「お仕事ができます」と言われると、自分があこがれているものを冒涜されているように感じるかもしれません。

「将棋界とされているもの」への畏敬の心はそのままに、ぜひそうあってほしいのですが、それをいったん横に置いといて。
時代のニーズに「SHOGI」というツールがどのような形で有効活用され得るかという新しいジャンルの創設は、別の話なんです。そこで求められているものは、対局者として将棋が強いということではない。

子供が安心して有意義に時間を過ごすことができる「場」を提供できる人材・・・まずはそれに尽きます。そこに、「SHOGI」や、どうぶつしょうぎや、しょうぎたいそうや、子供との接し方の方法論など・・・LPSA、まなび、いつつ、ねこまど、いっぽ等の女流の先生方が試行錯誤し産み育ててきたツールをうまく取り入れて運営できることですね。

もう少しチャレンジングな説明をすれば。ドワンゴの川上会長やKADOKAWAの役員さんに対して、「アナタたちどんだけ将棋強いの?将棋にちょっかい出さないでちょうだい」なんて、言わないですよね。将棋の可能性を広げてくださる、ありがたい存在です。
社会保障・教育の分野でそれと同じポジションに、アマチュアの女性将棋愛好家が立っている。

これまでの将棋道場・将棋教室とは別の概念の、新しいジャンルとしてのSHOGIコミュニティの運営者が時代に求められている。そして期待を寄せられるのがご年配の女性というのが、私から見える現実です。