ピアノ教室の思い出」からの続き。

ピアノ教室は全国津々浦々にあり、音大や音楽学校ご出身の主婦の方が自宅開業されている例が多いと思います。
生徒さんたちは、有名コンクールで賞をとって第一人者になることを目標としている子も少しは居るでしょうが、大多数はそこまでは考えていなくて、有意義に時間を過ごすための習い事のひとつとしてやっているという理由がほとんど。

将棋もそんな風にならないかなと。

現在の将棋教室の状況をピアノ教室に例えると ・・・ いずれは一流の音大に入る、あるいは全国的なコンクールで入賞するような子を排出するところに目標がある ・・・ という教室が各県に幾つか点在しているが、そうではなく日常の習い事としてやってくれている「町の先生の教室」がとても少ない。そんな状況。

では将棋でいえば、どれ程の将棋の能力があればその「町の先生」ができるかといえば・・・
ズバリ、初級レベルでも、やる気があれば大丈夫。
そしてピアノと同様、一家の大黒柱である男性ではなく、女性のほうが労働効率的にいい。子育てが終わり自宅にスペースもできて一息ついているような50代後半以上の女性が、イメージ的には最高。

日本将棋連盟の公認指導員は棋力や推薦人が必要などバーが高いのですが、次の2団体の資格は取得しやすそうです:
一般社団法人「日本まなび将棋普及協会」公認インストラクター
公益法人「日本女子プロ将棋協会」公認インストラクター

個人的には、ぜひ女性にやっていただいて「稼げる資格」に育ってほしいです。
極端な話、「将棋の先生」ととらえる必要はない。「ミニ学童に、将棋を取り入れている」ような場の主催者と考えれば。
「託児所」ととらえれば、将棋バカのオジサンより子育て経験のある女性のほうがずっといい。子供あずかり所の相場は、ひとり一時間あたり500円くらいのようですので、そのあたりで料金設定すれば「お金払ってるのに将棋が強くならない」というようなトンチンカンな文句も出ないでしょう。また、将棋だけでは何時間ももたないでしょうから将棋漫画でもそろえて読ませてあげたらいいですね。

行徳将棋クラブのお母さんたちは第一世代もまだまだ子育て中で近い将来はムリでしょうが、「将棋はよかったなぁ」と思ってくださる方で興味ございましたら将来ぜひご検討ください。その時まで私がまだ指導員をやっていたら(笑)、熱烈応援いたします。行徳浦安は人口も多いし、どこででも開業しやすい。自宅から徒歩圏内の子だけ対象でも5人や10人はすぐに集まります。駅の近くでなくていい。

勇気を出して一歩踏み出してくださる女性が数多く現れることが、将棋の「草の根普及」のひとつの鍵になることでしょう。