すいません、途中で帰った子に「来週は香取地域ふれあい館」と伝えてしまったのですが、行徳公民館の誤りです。12月5日は行徳公民館で、香取はその翌週の12日です。間違えて申し訳ございません。

さて、11月28日(土)午前、行徳公民館第2和室にて行徳将棋クラブ活動。

行徳小3名、南新浜小1名、富美浜小2名、塩焼小3名、幸小2名、妙典小1名、大和田小1名、浦安美浜北小2名、浦安東小1名、船橋葛飾小3名、葛西第二小1名、船堀第二小1名、計21名。

151128教室



上級者同士でいい勉強になる対局がありましたので、紹介・解説します。矢倉棒銀の戦いです。


ポイント1: 仕掛ける場合の玉形

下図の局面で、先手が▲1五歩と仕掛けました。「このまま▲7九玉〜▲8八玉だと相手の銀も8四〜9五に出てくるのでその前に」と考えたのですね。

ポイント1


ウン、行くのか若者よ。止めはしない。
ただし、早く仕掛けるのであれば、6七の金は5八に居たまま上がってないほうが玉形がいいです。もうすこし手前で考える。
後に九段目に飛車を下ろされた王手がモーレツにキビしかったですね。6七の金を「おーい」と呼び戻したいくらいでした。


ポイント2: 定跡手順には意味がある

下図では▲1八飛と回るのが定跡の手順ですが、▲1六香と打ちました。
どちらでもよさそうですが、後手の△6四角がウマイ手で困りました。▲1八飛に△2七銀。すずめ刺しそのものは成功しているのですが、相手の反撃がキビしい。先に▲1八飛と回っていればこうはなりません。

ポイント2



ポイント3: 矢倉囲いに端歩は突くな

今度は後手の考え方。相手の手順前後をついて上手に切り返したのはとても立派。ただ、正確に指されるとアブナかった。
相手も居飛車で矢倉の相矢倉戦では、玉側の端歩は突かないほうがよいことのほうが多いです。突くと▲1五で駒がぶつかってキビしい戦いになります。

ポイント3


ちなみに相手の桂馬が3七〜2五に飛んでくるときは、△1四歩を突いたほうがよいときもあります。▲1三桂成と飛び込んでくる手を空振りさせるためです。


これまでは矢倉の形を組み上げるときに順番なんてあまり気にしなかったかもしれませんが、有段者を目指すのであれば一手一手慎重に。