23日(月・祝)はアパガード杯2日目、キッズ団体戦でした。
参加は過去最高の49チームとの発表がありました。会場は子供たちの熱気に溢れています。

キッズ団体戦


イエローでも、元気がおかしな方向へいってはイケマセン。

騒ぎすぎたり、他の子のじゃまになったりするような子にはイエローカードが出されます。2回目はレッドカード。レッドの子は退場です。

もちろん、将棋を学んでいる子でそんな子はいないことでしょう。
礼に始まって礼に終わる。礼儀作法が身についていますね。

大会は、まず2勝通過2敗失格の予選が行われ、午後から決勝トーナメントと自由対局が行われる形式。

子供たちのため配慮されているのが、2連勝あるいは2連敗して通過・失格が決まっているチームにも3局目を指させてくれること。必ずしも勝者を選出することのみが目的のイベントではないということですね。

また、将棋をはじめたばかりの子も参加してくることを想定してか、予選は長引いている対局をのぞき時計は使いません。これもやさしいところ。
しかし、有段者同士が当たっている所々のテーブルで熱戦。時計が入ってもそこからがまた長い(笑)。

さまざまのやさしい配慮が時間に跳ね返って、運営は苦労されていたようです。でもそれは仕方ないですよね(笑)。お疲れ様です。

昼食休憩後、午後の部の前に、しょうぎ体操のお披露目が実施されました。今日は歌手の嘉悦恵都さん(写真中央)も来られています。

しょうぎ体操


この「しょうぎ体操」が生まれた経緯。LPSAが今年の春、将棋をあまり知らない子や保護者の方々を交えて、体験学習会を行ったそうです。その中で、将棋に親しみを持ってもらうために、「日常生活で普段使っているモノや行っていることに将棋をとりこむ」アイデアをみんなで色々出し合ったとのこと。
実に様々な案があったそうです。笑い話ですが、「チェスクロック音の目覚まし時計をつくったらどうか」なんて提案も。最後5秒のピーッってとこで飛び起きるんじゃないかと(笑)。
そんな中から、ではひとつふたつ現実的に形にしてみようというプロジェクトが立ち上がり、その担当が島井咲緒里女流二段(写真右)と中倉彰子女流初段(写真左)。しょうぎ体操はこうして生まれたそうです。

個人的には、保育園や幼稚園の課外活動などで将棋をやってくださる場合に、将棋そのものばかりやるわけにはいきませんので。しょうぎ体操も取り入れてくれたらいいのではと思います。そうなると将棋を絡めた絵本とか紙芝居なんかもあったらいいですね。

さて大会のほうは、行徳将棋クラブからは4チームが参加。1チームが予選を通過しました。
決勝トーナメントは1回戦敗退でしたが、とても良い勉強をさせてもらい有意義でした。中飛車左穴熊が小学生将棋にも現れるようになりましたね。振り飛車党の子たちは要注意。何気に金無双とかやっちゃうと、戦いが起こる前に「オマエはもう、死んでいる」状態になっちゃいます。

自由対局の子たちも、楽しそうでなによりでした。バッジが人気みたいですね(笑)。スタンプを一生懸命集めて、嬉しそうにもらっていました。

はじめての将棋体験コーナー後悔したのが、「はじめての将棋体験コーナー」が良かったこと。駒の動かし方から教えてほしいという声はよく聞くので、せっかく行徳から来やすい場所でこのような場が無料であるのなら、もっと大々的に宣伝すればよかった。来年もこの場所で同じ企画があればそうしよう。

薬用ハイドロキシアパタイト閉会式では、スクリーンを使ってアパガード歯磨き粉の紹介がありました。薬用ハイドロキシアパタイトという成分に、歯の修復機能をはじめ様々の効用があるそうです。

賞品となっている製品の広告ではあるのでしょうが、これも有意義と思いました。ほんの短時間でよいので、歯の健康の話を子供たちにしてあげるのは、明らかにいいこと。保護者の方々も歓迎だと思います。

怒涛の2日間、そして3連続週が終了しました。すべての大会の関係者および参加者・保護者の皆様、お疲れ様でした。