一昨年からの女子アマ団体戦やショウギナデシコで、GSGが中位クラスで好成績をおさめさせていただきました。

ありがたいことなのですが、実力に比してイイ思いをし過ぎた気がしますので、ここらでひとつタネを明かします。

GSGは地元の子たちで、有力将棋教室の子のように普段からわざわざ電車に乗ってまで将棋を指しに行くほどではありません。メンバーの数名は、年に1回か2回、団体戦の時だけ直前リハビリをして大会に出ています。普及の観点から、それでもいいので細く長く続けてもらっていますが、大会を楽しんでもらうためにもある程度勝たせたいと思いました。

少し前にTVで「弱いままで勝つ」へっぽこ高校野球部のドラマがありましたが、まさにそれ。
「強くならなくていい。でも、勝とう。弱いままで、勝とう」と。

女性大会の傾向として、
1.振り飛車が多い。相振り飛車になる確率が高い。
2.序盤は穏やかに駒組みが進む。早々に仕掛けられることは少ない。

そこで、下図の駒組みを覚えてもらいました。
相手の駒組みを気にかけず「とりあえず美濃囲いまでいこう」と漫然と駒組みすると、GSGは左辺をいつの間にかこの形にしています。

GSG駒組み


対局後に、「小学生の攻めはヤッパ強いわぁ」と嘆かれる声を度々耳にしたのですが、そうではありませんで、上の図はもぅ、駒の動かし方さえ知っていれば▲9五歩からいくだけです。

この端攻めの成功率は驚くほど高く、星を稼がせていただきました。
ぜひ通われている教室の先生と、対策をされてください。GSGも、11月の女子アマ団体戦では上図の作戦に頼らないで戦えるよう練習したいと思います。


話は変わりますが、ナデシコ参加者だけ閲覧できるWEB写真館が設置されていまして、その中でGSGの子のとても良い表情の写真がありましたので、撮影者のあめつぐさんと保護者の許可を得まして、公開させていただきます。

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GSGの綾ちゃんです。盤上の飛車の位置が怪しげですね(笑)。エヘッ♪