10月4日(日)は、ショウギナデシコ2015に参加してまいりました。
会場のマイナビルームは竹橋にあり東西線で一本。行徳勢にはありがたいかぎりです。

将棋ナデシコ2015


第一局開始前、司会の高橋和女流三段より「みなさん将棋盤をめくってみてください」の後、会場にどよめき。棋士のブロマイド写真。いきなりのサプライズ・プレゼント。おかげで選手たちはすっかり緊張をほぐして対局にのぞめたようです。

ゲスト棋士は藤井猛九段、深浦康市九段、戸辺誠六段。会場を回って感想戦にお付き合いいただけるという嬉しいサービス付きです。

GSCからは、GSG3(西岡栄美、矢部綾乃、奥春瑠・写真左)およびGSG3next(及川紀美、武井小夏、清野花来・写真右)の2チームが参加。
GSG3GSG3next


チャンピオンズカップは4チームによるリーグ戦で順位を競います。
チャレンジカップはまず2試合を行い、A(2勝)・B(1勝1敗)・C(2敗)のグループに分かれます。そしてそれぞれのグループで優勝〜3位の入賞が決まります。従い、最初に連敗してしまっても優勝を目指すことができます。

しかも優勝賞品は、チャンピオンズカップがいちばんいいモノということではありません。各グループの優勝チームの代表4名でジャンケンを行い、勝ったチームから選んでゆきます。
4種類の商品は「ゲスト棋士との夢の30分(指導対局でもお茶会でもOK)」「サイン入り将棋盤」「将棋駒」「ペンギンぬいぐるみ」。

商品


ペンギンぬいぐるみは渡辺明棋王が選んだもので、袋にサイン入り。「ペン吉」など、名前も渡辺棋王により命名されています。近く発売の別冊少年マガジンで、漫画家である奥様の連載の中にこのペンギンについてのストーリーが描かれるそうです。楽しみですね。

アンケート方法も面白いです。テーブルの上の大きな紙に寄せ書き。

アンケート


大会には、乃木坂46の伊藤かりんさんも出場していました。まったく違和感なく一選手として指されていましたが、テレビカメラがあんなに真近かにずっと向けられていてよく集中できるものと感心しました。

GSGの2チームはいずれもチャレンジカップで1勝1敗のBグループとなり午後の2局を戦いました。GSG3が2勝、GSG3nextが1勝1敗で結果を待ちます。

そして、ここからがショウギナデシコの本番といっても過言ではないでしょう。

まずは、ゲスト棋士のトークショー。「将棋が強くなるには」という話題。藤井九段が「ボクは負けるのが嫌いで対局をあまりしなかった」というエピソードをとても面白可笑しく話されて、楽しく引きこまれました。棋譜並べを、自分が指していつもりで、覚えてしまうくらいに繰り返しやっていたとのことでした。

そしてそして、景品ゲットのジャンケン大会。勝敗に関係ありません。参加選手たち全員で、司会の高橋女流やゲスト棋士たちとジャンケンで盛り上がります。

ジャンケン大会


景品は、書籍やカメラ、戸部六段の実家で作っているお米、深浦九段の銀河戦優勝時にも使用した扇子(その場で好きな言葉を書いてくれる)、藤井九段のマフラー(書籍しか準備していなかったのでこれでと)など。特にゲスト棋士から提供の品は、発表の都度会場がどよめきと笑いで湧きました。

最後に結果発表。GSG3がBグループ準優勝に輝きました。おめでとう。
(写真左から、奥春瑠、矢部綾乃、西岡栄美)

準優勝


帰り際、会場を出たところでひとりのメンバーが「あっ」と驚きの声。参加者全員に配られる参加賞の袋の中の棋譜ノートに、棋士のサインがありました。いくつかに一つ「当たり」的にサイン入りのものが入っていたようです。最後の最後まで、ダメ押しのサービス精神に驚きと感謝でした。

なにより、一日楽しい雰囲気の中でメンバー同士が以前に増して仲良くなれたことが一番の収穫でした。2チーム組んで参加して、本当に良かったと思います。