前回「アローン・アゲイン」で「血の日曜日事件」に触れましたので、この曲にいきます。
同じくアイルランド出身のロックバンド「U2」で「Sunday Bloody Sunday」(1983年)

ただし、U2のボーカルで熱心な社会活動家であるボノによると、アイルランドの血の日曜日事件だけに特定せず、多くの地域の同じような惨状に対してなぜだと問いかける歌のようです。

血の日曜日事件を映像化した動画とU2のライブ動画、2つ貼ります。

事件映像(上)のほうは衝撃的で、どうしてこんなにヒドいことが出来るんだろうと思ってしまいます。個人的な見方を加えますと、カトリック系にも過激派組織があり(IRA)デモ隊の民衆の中にそういった連中のスナイパーが潜んでいるかもしれないという警戒心・恐怖心が兵士たちにもあったのでしょう。老若男女に関わらず誰がそうかワカラナイ、わずかでも気を許した瞬間に撃ってくるかもしれない・・・という緊張状態の中に置かれると、人間は自分の身を守るために撃たざるをえないという精神状態に追い込まれるのかもしれません。


最後のパラグラフ、「the victory Jesus won」の訳で悩みました。「勝利」と訳してしまうと戦闘の勝利と混同されてしまいそうですが、そうではありませんね。様々な苦難を乗り越えた先にある理想の社会なり精神状態のことだと思うのですが、よい日本語の単語が思い浮かばずに「理想郷」としましたが自信ありません。






Sunday Bloody Sunday  (U2)

I can't believe the news today
I can't close my eyes and make it go away
How long, how long must we sing this song?
How long, how long?
'Cos tonight
We can be as one, tonight

今日のニュースを信じられない
目を閉じてもその光景を消すことができない
いつまで いつまでこの歌を歌い続けなければならない?
いつまで いつまで?
今夜 今夜ぼくらはひとつになれるから

Broken bottles under children's feet
Bodies strewn across the dead-end street
But I won't heed the battle call
It puts my back up, puts my back up against the wall
Sunday, bloody Sunday
Sunday, bloody Sunday
Sunday, bloody Sunday

子供たちの足元には割れたビン
袋小路の道には散乱した死体
戦闘の喧騒なんて聞こえやしない
はらわたが煮えくり返る 怒りがこみあげてくる
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日

And the battle's just begun
There's many lost, but tell me who has won?
The trenches dug within our hearts
And mothers, children, brothers, sisters torn apart
Sunday, bloody Sunday
Sunday, bloody Sunday

戦闘は始まったばかり
敗者はたくさん居るが、誰が勝ったっていうんだ?
僕らの心には壕が掘られ
母親たち、子供たち、兄弟たち、姉妹たちは散り散りになってしまった
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日

How long, how long must we sing this song?
How long, how long?
'Cos tonight
We can be as one, tonight
Sunday, bloody Sunday
Sunday, bloody Sunday

いつまで いつまでこの歌を歌い続けなければならない?
いつまで いつまで?
今夜 今夜ぼくらはひとつになれるから

Wipe the tears form your eyes
Wipe the tears from your eyes
Wipe your tears away
I’ll wipe your tears away
I’ll wipe your tears away
I’ll wipe your bloodshot eyes
Sunday, bloody Sunday
Sunday, bloody Sunday

きみの目の涙をぬぐっておくれ
きみの目の涙をぬぐっておくれ
きみの目の涙をぬぐい去っておくれ
ぼくがきみの目の涙をぬぐってあげるよ
ぼくがきみの目の涙をぬぐってあげるよ
赤く泣き腫らしたきみの目をぬぐってあげるよ
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日

And it’s true we are immune
When fact is fiction and TV reality
And today the millions cry
We eat and drink while tomorrow they die

事実がフィクションやテレビの中の出来事になり
ぼくらはそれに慣れてしまっている
そして今日も多くの人々が泣き
彼らが明日死ぬというのに ぼくらは平気で飲み食いしている

The real battle just begun
To claim the victory Jesus won
On…
Sunday, bloody Sunday
Sunday, bloody Sunday

本当の戦いは始まったばかりだ
イエスが手にした理想郷を求めて
日曜日に、この血の日曜日の上に
日曜日に、この血の日曜日の上に