升田幸三(当時)八段が大山康晴(当時)七段との対戦で見落としのトン死負けを喫し、
「錯覚いけない、よく見るよろし」
とうめいたという有名な話があります。

それが下の局面。先手が升田八段。
時は昭和23年、名人戦の挑戦者決定戦です。「高野山の決戦」として語り継がれる三番勝負。対局場は高野山の普門院。
△8七同飛成の王手に対し▲5七桂と合駒をすればよかったのですが、その必要もあるまいと▲4六玉と逃げたために、大事件が発生しました。詰まされてしまったんですね〜。

錯覚いけない



上の局面から、▲4六玉△6四角▲5五桂△4七金まで。ここで升田八段投了。後手大山七段の勝ちとなりました。下が投了局面。

投了局面



あ〜そうか、と、一瞬イメージとしてはわかるんですけど、具体的にはそう簡単ではないような。
投了局面以降を進めてみますと▲5六玉△5七竜▲6五玉△5五竜▲7六玉△7五竜▲8七玉。下の局面。ん?としばらく考えてしまった(笑) パッと詰みが見えたら素晴らしい。

投了以降



△8六竜でいいでしょうね。
以下▲9八玉なら△9七竜▲8九玉△8八歩▲7九玉△7八歩▲同玉△6七歩成。
▲7八玉なら△7七歩▲7九玉△6七桂▲6九玉△8九竜。


対局場の普門院ですが、検索してみたら宿泊もできてとても良いところのようです。こちら
一度行ってみたい(笑)。