また飲み屋のオッサンの与太話ということで、失礼します。

今年は世界水泳がカザン(ロシア)ということで、その代表を競い現在行われている日本選手権、すこし興味をもって見ています。

GSCもスイミングやってる子がけっこういますね。私もちょこっと、小中学生の頃に夏だけ選手をやってました。ちなみに、今の女子50m平泳ぎの日本記録(約31秒)がほぼ私の自由形のベストタイム。なのでまぁ、ぜんぜんたいしたことがないんですが。今や自由形ならや小学生でもフツーに30秒切りますね。

さて日本選手権ですが、わるい癖で、今をときめく選手より苦しんでいる人に目がいってしまう。ロンドン五輪で活躍した女子平泳ぎの鈴木聡美選手、50mと100mでは、いずれも代表に届きませんでした。

ものすごく自分を追い込んで練習する人で、ど根性タイプのようです。「キツい練習をこれだけやった」という苦しみを自信に変えようとするそのスタイルには、昭和世代としてはノスタルジーを感じます。

筋トレも、懸垂やベンチプレスなどスゴイ量・負荷をこなしているとのこと・・・なんですが、科学的根拠のもとにホントに必要な部所の筋肉をつけるためにやっているのか、ちょっと心配。どちらかというと精神的な不安を払拭するための苦しみを自身に与えるためにやっているように見えてしまう。結果・・・ロンドン五輪の今より細いときのほうが、腕のかきが大きくしなやかでキックとのバランスも良かったように見える。

たぶん、スポーツ科学的に分析をすると、かなり損をしているアスリートなんではないかと思う。でも、そこが魅力。

将棋でも、実戦中心にもがき苦しんで強くなろうとする人より、豊富な研究データをムダなく取り込んで利用しフィードバックすることを淡々とこなす人のほうが結果が出る・・・のかもしれないですが、そればかりでは夢がないですね。

もっと人間臭いものが科学を上回る・・・そんなドラマが見たいというのが人情というもの(笑)。
11日土曜日は将棋界では電王戦、人間vsコンピューターの対決2−2で迎えた最後の大一番。いっぽう水泳日本選手権では鈴木聡美選手が200mで登場します。いずれも注目です。