2月15日は、小学生名人戦の千葉県大会でした。

一般クラスの参加者が増え、Cクラスは2つに分ける措置がとられるなど、大盛況でした。

2015小学生名人戦


Aクラス: 

上條航くん(新浜小6年)・・・3勝1敗で4位。
この一年間受験に集中のためブランクでカンがもどっていないでしょうが、さすがの地力を感じさせてくれました。4月からは渋谷教育学園幕張中学校へ進学。今年はGSCの6年生が3人渋幕に進学することになりました。将棋部があるそうなので、ぜひ盛り上げてほしいものです。今年からは中学生部門が楽しみですね。


Bクラス:

後閑義尚くん(稔台小4年)・・・5戦全勝で優勝。
GSCの三井寿(スラムダンク)。ある大会で事件があり暫く将棋から離れた後、再開後も本来の力を発揮できない状態が続きました。今回、負けるときの原因をていねいにツブして大会にのぞみました。終盤の入口から寄せに持っていく技術はまさに光速。美しい放物線を描く3Pシュートを想わせます。すこし遅れたけどぜんぜん大丈夫。さあ、上を追いかけよう。

矢川慶多くん(新浜小5年)・・・4勝1敗で3位。
「一手一手、ていねいに」を心がけて、うっかりミスを減らす訓練を続けてきました。将棋は「いい手を指した方が勝つ」というより「ミスをしたほうが負ける」競技であることを示してくれたと思います。見落としを減らすことによって勝率が上がりました。不用意に突っ込んでいくと、きれいに払われ体勢のスキを突かれてしまいますね。空手を習っているとのことで、その呼吸が将棋にも生きているようです。

清野考創くん(富美浜小2年)・・・4勝1敗で6位。
2年生の彼がBクラスで4つ白星をとってくれたことは大きな収穫、手ごたえを感じさせてくれた出来事でした。日々の対局と復習および詰め将棋を毎日地道に続け、しっかりした将棋になってきています。GSC低学年のみなさんにとっても心強いですね。一緒に切磋琢磨して共に階段をのぼってほしいです。


Cクラス赤:

小山晋太朗くん(美浜北小2年)・・・5戦全勝で優勝。
本や将棋番組などを見て自分の将棋に役立つモノを取り入れる自主学習ができる子は少ないのですが、それができる能力を備えています。次々と、「お、それを覚えてきたか」という作戦を披露してくれます。GSCは現在2年生の子が多いので、互いによい刺激を与え合って共に腕を磨いていってほしいです。

安武真郷くん(行徳小4年)・・・4勝1敗で準優勝。
七中でのトーナメントに時々出ており将棋センスが光っていたため、「やれば強くなるよ。教室に来ないか」と一年ほど前から声をかけていたのですが、当時は教室とか大会といった将棋の世界のことがピンとこなかったらしく、力を入れ始めたのがここ最近。はじめるのが遅かったですが、素質十分。どんどん上を追いかけましょう。

望月雅仁くん(大和田小2年)・・・4勝1敗で4位。
U-18に続き今回もやってくれました。我流将棋の雄。なんとかする男。手将棋ですが、苦しくなってもとにかくなんとかしてしまいます。このままどこまでイケるか見てみたい(笑)。初戦から4連勝したのに最終戦で負け入賞をのがしたということで本人は悔しかったようですが、いえいえ立派。メンタルが強いのが特徴。


Cクラス青:

武井一泰くん(幸小3年)・・・4勝1敗で6位。
GSG+1ユニットの+1(男子サポート)鍵盤アーティスト。形のきれいな将棋を指します。今後はあいての形との相性も覚えていって、すばらしい盤上のアーティストになってくれることでしょう。6位という順位は悔しそうでしたが、それでも大躍進。立派でした。


その他個人的な感想ですが、BクラスでGSCの連敗者どうしのつぶしあいが続いて気が重かったです。連勝者どうしの同士打ちも心苦しいですが、連敗者どうしがあたって、そんなに弱いはずがないのだけど、どちらか一方がまた連敗を重ねることになってしまう。でも、みなさん1つは白星をあげてくれたので安心しました。