小渕優子議員、キツいですね。難局。

道義的倫理的云々をよけて冷静に法的な面からだけ整理すると、

・どうやら観劇会の会費はちゃんと集めており、即公職選挙法違反ということではなくまずは収支報告書の虚偽記載で政治資金規正法違反。(公選法違反のほうが罪は重い)

・一方「小渕優子後援会」は小渕さん自身が代表者ではなく、もちろん会計責任者でもない。小渕氏に違法行為ははないし、法的には監督責任もない。
尚、後援会を取り仕切っていた折田謙一郎氏が自分に全責任があるとしている。

従い道義的に自身の後援会の不祥事なので大臣の職を辞するとしても、法的に責められるわけではないので議員辞職までは現時点では必要ないでしょう。

問題は消えたお金。集めた会費を少なく記載しているわけですから、差額は裏金になったのではと疑われても仕方がない。本件の最大のポイントは、この消えたお金を検察が問題視してその使途まで捜査に乗り出すかどうかではないかと思います。もし選挙区民に対して何らかの利益を供与することに使用されたことが証明されれば、これは公職選挙法違反で小渕氏が知らなかったとしても監督責任が免れません。議員を失職し5年間立候補できなくなります。

個人的な推測ですが、検察は積極的にはそこまでやらないと思います。後援会の折田氏は「小渕氏の選挙活動には一銭も使用していない」と言い張るでしょうし、消えた金の使い道を立証するのは至難の業。大掛かりな捜査をしたとしても「議員逮捕」まではゆく事案ではない。費用対効果に乏しい。
ただ、マスコミが穿り返してホントに何か出てきちゃうと面倒ですけど。

小渕氏にとり折田氏は、子供の頃から可愛がって面倒を見てくれたとてもいいおじちゃんなのでしょう。でも、切らざるを得ないですね。
折田氏は消えた金の使途について何を語るのか。いずれにしても小渕氏をかばいとおすことでしょう。それを彼女はどんな気持ちで聞くのか。なんだかやるせないですね。