前々稿をご参照ください。

スピッツ90年代の作品は、インディーズ時代とその本質は変化していなかったのではないか? テーマは「死への恐怖とその闇の空白を埋めるためのセックス」だったのではないか・・・という仮定のもとに、初期ヒット曲『空も飛べるはず』の解釈をしてみました。

尚、この曲には原曲があり、タイトルは『めざめ』となっていて一部歌詞が違います。同じイメージをどのような言葉で置き換えているか、興味深いです。

『空も飛べるはず』

幼い微熱を下げられないまま 神様の影を恐れて
小さい頃の恐怖体験を忘れられず、死の影がちらつくのを恐れていた。

隠したナイフが似合わない僕を おどけた歌でなぐさめた
弱々しいくせにズボンの中のアレはいっちょ前。それをお決まりの滑稽な術(自慰行為)で慰めたさ。
(※原曲『めざめ』では「懐かしい歌でなぐさめた」となっている)

色褪せながら ひび割れながら 輝くすべを求めて
人は次第に色褪せ、パチンと割れるように死んじゃうんだ。とても怖いよ。生きる力が欲しいんだ。

君と出合った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず

君と出会って はじめは切なさで胸がいっぱいだったけど
今は抱き合って空を飛ぶようなエクスタシーを感じよう
(※原曲『めざめ』の中では、「君と出会えた痛みが この胸にあふれてる」となっている)

夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい

前は夢精して洩らしちまってたモノを、今は君の中にそそぐから
そしたら僕を抱いてずっと笑っていてね。

切り札にしてた見えすいた嘘は 満月の夜にやぶいた
「そんな気はないよ」なんて、見えすいた嘘。満月の夜、僕は獣になる。

はかなく揺れる 髪のにおいで 深い眠りから覚めて
ほのかに香る君の匂いに、僕の生命力は目覚めたんだ。

君と出合った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず


ゴミできらめく世界が 僕たちを拒んでも
ずっとそばで笑っていてほしい

服を着て日々の暮らしに戻れば そこはクソッタレの世界
僕たちが世の中とうまくやってゆけなかったとしても ずっと寄り添って笑っていてね
(※原曲『めざめ』では、「やがて着替えた季節が 僕たちを包んだら」となっている)

君と出合った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい



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以上、スピッツ関連はとりあえずここまで(笑)。