市川市文化会館では2年に一度、いちかわ市民ミュージカル実行委員会による市民ミュージカルの公演が行われています。前回は2012年に、市川の実話を題材にした「手鞠歌風に乗って」が上演されました。そしてそれには、行徳将棋クラブからも3名の子が参加しました。

あれから二年、3名の親子たちは今回参加するかどうか、かなり悩んだようです・・・いえ、子供は悩まなかったかもしれない(笑)。親御さんのほうですね。と、いうのも、これをヤルとなると6月後半くらいからほぼ毎週末の土日が練習になりますので、その送迎・付き添いが出来るのかどうか。また他の行事との兼ね合いもあり、調整しながらやりくりしてゆかなければならない。かなりの負担を背負います。

さて、8月31日(日)の本番へ向け、現在キビしい稽古が進行中。その3名、清野花来さん、清野考創くん、西岡栄美さん(全員小2)はみな、参加しています。

昨日8月3日(日)は公開稽古ということで、プレスだけでなく一般の人も見学できるとのことでしたので、おっかけファンをして参りました(笑)。
将棋センターの稽古終了後、自転車に乗ってバイパスを北上。新行徳橋を渡ったところ、田尻の倉庫街に稽古場があります。

生活クラブ生協ベイセンター倉庫。はじめて行くので探し当てられるか少し不安。休日は人気のない、ガランとしたもの寂しい地域。ケースデンキを目印に、その一角を一回り。生協の看板。トラックが並んで駐車してある向こう側から、稽古らしきマイクの音が漏れていました。

2Fへ階段を上り、受付で見学者用の札をもらって中へ。
お、いたいた。カラちゃんコウゾウくん見つけ。
写真はいっさいNGとのことでその姿を画像ではお伝えできないのですが、まぁ、水泳でもやっていたのかというくらいにグッショリ髪を汗で濡らしてたたずんでいます。

暑い。熱気がすごい。

さほど屋根は高くない。平らな天井までは、4〜5mといったところ。冷房は当然、ない。窓を空けているだけ。風は感じない。大人から子供まで恐らく百数十名。居るだけでも熱が篭ってタイヘンだろうに、全身から汗が噴出すほどの運動をそろってやるものだからたまらない。
「はい、水を飲む」
と、給水の指示がこまめに出されます。

着いたのが丁度いいタイミングで、子供たちのパートの練習が始まりました。

前回の『手鞠歌風に乗って』では年少グループはキツネの精霊たちを演じました。今回は、どうやら風の妖精たちなのでしょうか(ストーリーを知らないので違っていたらすいません)。小さい子たちが小又三郎(こまたさぶろう)、少し大きな子たちが大又三郎という役名だそうです。両手を上に上げて体を前後に揺らし「ザワザワザワ」と風になる。そして、風の流れを表現する演技が数種類。2つのグループが互いに右から左へ、左から右へと移動。走って移動するときに、ある一箇所でピョ〜ンと跳ねるのがポイント。また、「ドドンコドドンコ」という掛け声に合わせ、両手を広げリズムを取りながら、全員で輪になって横にスキップ。

カラちゃんコウゾウくんも、黙々と取り組んでいます。
ちなみにハルミちゃんはお父さんの実家の高知に居て、巨大台風に遭遇中。狙ったわけではないでしょうが、大きな風を体感するいい機会かもしれませんね。

月の雫2少しして、大人たちシーンの練習になりました。演劇をやっているであろう学生さんからかなりキャリアのありそうなご年配の方々まで。どのような物語なのか知らない立場ですが、台詞の端々から、さまざまな人生の苦境を乗り越えて、このいちかわに芸術の理想郷をつくろうというメッセージが込められた作品なのだろうと想像します。

宮沢賢治の幻想的な世界観をミックスして制作されたオリジナル作品とのこと。この2年に一度の市民ミュージカルの運営には、さまざまな現実的な厳しさがあると聞きます。止む無しと折れてしまうかどうかの瀬戸際からの、制作者からの渾身の投げかけの意味も含まれているかもしれない・・・と受け止めました。

8月31日(日)、行徳将棋クラブの3名のミュージカルスターの応援に、お時間の許す方はぜひ市川文化会館に足をお運びください。チケットは いちかわ市民ミュージカル公式サイトチケット申し込みフォームより。

月の雫