文科杯西部地区予選、7位だった新浜小ですが、他地区の参加が少なかったことや棄権チームがあったことなどにより、15日(日)に行われる県大会へ出場できることになりました。おめでとうございます!

新浜小は予選で2勝2敗でした。
2勝すれば県大会の可能性があった・・・ということになりますので、予選で終わってしまったほかのチームにも夢を与えてくれるのではないかと思います。


行徳から1チーム増えたことは素直に嬉しいのですが、実は指導員としては少し考えることもあります。全国的にはどうなのかわかりませんが、千葉県では文科杯の参加校が減ってしまった。

運動会と重なっていることや、野球やサッカーなどとかけもちしている子が多いことなど、色々と難しさはあるのですが、それを押しても参加者が集まったのは、夢があったから。

つまり、米長前会長曰く、「個人戦は、『どうせウチの県はアイツだから』ということでなかなか裾野が広がらない。しかし、団体戦はちがう。ひとりだけ強くても勝てない。普段は光のあたらない、いちばん弱い三番目の子で勝負が決まる」。我々もそう言って、ムリをしてでも参加をお願いした。
ところが蓋を開けてみると、案外上級者以上で2〜3人そろったり兄弟で強いところなどあったりして、生半可では勝てなかった。「何が起こるかわからない」というほどのことはなく、勝つだろうというチームが順当に勝つ状況が続き、保護者たちも現実を知った。ならば、これには無理して出なくてもいい。大会は他にも増えていて、それぞれに魅力的。

日本将棋連盟は当初の目標どおり、文科杯が全国の小学校すべてが参加する大会になることを目標にしてゆくのでしょうか? ここらで一度、見直しをする必要があるだろうと思います。

もし目標に向かうのなら、かなり大胆な発想の転換が必要です。

まず、県連や指導員にお願いをして学校への働きかけをしてゆこうという考えは、捨てるべきです。
学校は、スポーツクラブやお稽古事・各種教材の売り込みなどがひっきりなしですので、外部からのアプローチは遮断する体制にあります。そこを割って入ってゆくのは優秀な営業マン並みの能力と努力が必要ですが、ボランティアの人たちがそんなこと、やりません。

また、保護者にお願いする場合にも、難しいことがあります。
「お、この方は子供たちの活動に積極的だな」と学校から思われると、
「ところでお母さん、PTA役員をやってくれませんか?」
とか、なっていまいますので、なるべく学校で目立った動きをしたくないと考える保護者の方が大多数です。
そしてそれをやってくれたとしても、その子の卒業で白紙に戻ってしまう。

ではどうすればよいのかというのは・・・また長くなるので書きません(笑)。当ブログを読んでくださっている方は、私の考えはおわかりになることでしょう。