雨の音って、何だか考え事を誘いますね(笑)。

棋譜並べをしながらアスファルトを鳴らす雨音を聴いていると、ふと色んなことが思い出されます。今考えているのは、教室運営のこと。

この何年間か、けっこう多くの人に
「将棋教室、どうもって行こうとしているの?」
と聞かれたものです。
「は?」
としか反応できませんでした。別に何も、考えていないんだけど。どうにかしないとイケナイんですかね?みたいな。

事業や営業のお仕事をやっていらっしゃる方なんかは、率直に言ってくださることもあります。
「そのやり方は、ダメですよ」
つまり、オマエばかりがバタバタして、継続性も広がりもない。

日本全国でボランティア指導員の方々が、公民館施設などで地域の子供たちが将棋を指せる場をつくってがんばっている。私もその一人に過ぎない・・・んですけど、どこかおかしいでしょうか? と聞き返すと、ちょっとシラケたような感じになってそこでこの話題が終わる。いつもそう。

多分私が人口の少ない田舎町でやっていたら(というか、それならやってないですが)、そんなことは言われないんだろうと思います。行徳・浦安という日本屈指の人口密度の高い土地でやっているので、バカじゃないかと見えてしまう。

2008年当初から数年は、時の流れの中でそれなりに役割を果たしたという自負はあります。子供が将棋をやりやいといっても、普通のお母さんたちはわからないし、将棋自体に良いイメージがない人も多かったはずですので。
ところが、将棋界のがんばりもありメディアにも多く取り上げられ、特にこの1〜2年ほどでそうとう印象が良くなっている手ごたえがある。むしろ、ぜひ子供に将棋をさせたいと願っている親御さんが増えている感じがする。

そういった背景を前提に第三者の視点で客観的にこの行徳・浦安に目を向けると、何でこんなふざけたヤツがやっている教室しかないんだと腹が立つ。いっそ原なんて居ないほうが、誰かが何かやってくれるんじゃないか。行徳の将棋の発展を最も邪魔しているのが行徳将棋クラブなんではないかと。

ご心配なく(笑)。そんな極論もふと頭によぎったりするというだけ。公民館教室は続けてゆきます。市川市の公民館政策は素晴らしいですよね。特に雨の日は、外からの方だけでなく行徳・浦安在住の子も車で送り迎えというパターンが多い。施設利用者は駐車場が無料というのはありがたいです。図書館で時間もつぶせますし。どうぞご利用ください。


『誰もが物語 その一ページには 胸はずませて 入ってゆく
僕の部屋のドアに 書かれていたはずさ とても悲しい物語だと
窓の外は雨 あの日と同じ
肩を濡らした君が 窓の向こうに 立っていたのは』

(イルカ『雨の物語』より)