震災以降本の紹介です。

フリージャーナリストたちによる、震災後の被災者たちの暮らしを追ったレポート集「震災以降」(三一書房)。発売になったばかりとのこと。もののわ副店長のあすなさんやGSGはるみパパさんも寄稿しています。3.11を風化させまいとする有志たちのエネルギーに溢れる作品となっています。


一筋縄ではいかないリアルを淡々と伝える記述がより強く問題の深刻さを伝えます。

高齢の農業従事者たち。その経験とノウハウは、次世代に伝承されるべき貴重なもの。しかし彼らには、震災後のまったく新しい条件下での事業に一から取り組むようなエネルギーはない。政策的なフォローのないまま、刻一刻と時は過ぎ行く。お金に換えることのできない財産が失われ行くのを、我々は目の当たりにしている・・・

家庭問題。震災が原因ではない、元々家族に内在していた歪が、震災後の厳しい環境の中で大きく傷口が開くように露呈してしまうパターンがある。最悪は自殺につながるケースも。しかしその場合、それは震災関連死といえるのかどうか・・・


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