23日(日)御徒町道場終了後に行徳駅前の山下書店を覗いてみたら、森信雄七段の「逃れ将棋」が目に入った。内容は、「詰め将棋」の逆で、詰みを逃れる受け・・・逃げ方や合い駒を問う問題集。確かに、1手差の終盤にぎりぎりの受けが必要とされることは多いので、とてもいい訓練になると思います。

それにしても、ベストセラー文庫が平積みにされているコーナーに目立つように置いてある。ということは、書店が最も期待している新刊と理解されます。

先日のスーさん作品集もそうですが、従来の「詰め将棋ルール」から離れ、別の視点で役に立つものができないだろうかという考え方は、ちょっとしたブームになりつつあるのかもしれません。何かフツフツとしたものを感じました。加えて、そういった考え方が出てくること自体、詰め将棋文化(といっていいものかわかりませんが)が成熟したものになっていることを示しているのだろうと、改めて感じました。

逃れ将棋
森 信雄
実業之日本社
2014-01-18