昼間からずーっと、相振り飛車の棋書を積み上げてかぶりつき。

世の中に流布している書物について子供たち自身が、何が自分に必要なのかを取捨選択し自分なりのシステムを構築することは、とても難しい。
膨大な情報を噛み砕いて消化しやすいように子供たちに与えてあげるのが、私たち指導員の役割。

例えば、相振り飛車をどういう方針で進めて戦うかって、初級から中級の子たちには難しいですね。

棋士の先生が書いた本はプロの研究が基になっていますが、アマチュアの初級〜中級レベルの実戦は事情が違いますので、棋書からエッセンスを抜き出して単純明快なようにしてあげなくてはいけない。

ぶっちゃけ、ノーマル振り飛車の子供どうしが対戦すると下図になっちゃうワケです。相手の出方をみながら駒組みを変えるなんて、普通の子にはできない。そしてこんな図は、プロの先生が書いた本には出てきっこない。
相振り飛車


正しくは、上図になること自体を間違いとして教えることだと思います。
しかし、私の個人的な見解ですが、実際問題、上図からどうするかを子供たちといっしょに考えてあげたいと思います。