何と、「女子アマ団体戦・キッズ団体戦〜番外編・午後の部」エントリーの図面を見た対戦相手「ぐんまキッズ」の子の祖父様がご連絡をくださいました。

その祖父様を通じ、群馬と千葉でメールで感想戦をやっているという(笑)。下図からいきましょう。

キッズ団体戦より


先手表示の子はGSC、「10月のライオン」チームの矢部智也くん。後手表示は「ぐんまキッズ」チームの宮武知也くん。奇偶にも、字は違いますが同名。

ここからの、二人のラリー。▲4二桂成△同角▲同成銀△同金寄▲6四角△5三歩で下図。
Mともやくんは、この局面はまだ自分がいいとは思っていなかったようです。こう指されたら困ると思った手があったとのこと。ナルホド、さすがです。
さて、次の一手。

次の一手



▲5六銀。で、後手の次の手がムズかしいとのこと。
みなさん、じっと▲5六銀・・・指せますか?

本譜は▲6一飛に△4三角と打って、良くなったと思ったそうです。
飛車を下す場所がムズしかったですね。△9三角とか△9二角がいやらしく見えて▲7一飛や▲8一飛ではなかったのでしょう。
その意味では、上図では▲9一角成もあったかもしれませんね。あせって攻めずに「そちらから何かありますか?」と、じっと準備する感覚。

見ごたえのある応酬でした。熱戦を繰り広げた二人のともやくんに、どうぞ暖かな拍手を!