Aクラスも全ての試合が終了。将棋の大会は、普通は最後のほうはガランとしているもの。だが、この大会は違っている。参加者の大半が残り、閉会式を楽しみにしている。

各クラスの入賞チームが発表され、賞状と賞品が手渡され壇上で写真撮影される。賞状がチームに一面ではなく、ひとりに一面というのは何て優しい心遣いでしょう。
知人が居るチームはもちろん、全く知らない人たちまでを、心から祝福したい暖かな気持ちになっている。

ベストドレッサーの映画女優さんが、将棋を題材にした映画を紹介。「二人の女勝負師」というタイトルで、2014年公開だそうです。WEBで検索したところ、中倉宏美女流二段もご出演されているのですね。楽しみです。
GSGの女流棋士志望の子もミュージカルに出演したりしていますので、将来は中倉先生のような女優棋士を目指すといいかもしれませんね(笑)。

GSG5、ベストパフォーマンス賞受賞。アンコールで再び「ファルコンのようにすばやく」を歌う。会場から手拍子。多くの人々にGSGを紹介できたことを嬉しく思います。

全てのプログラムが終了。会場を後にする。出口では石橋幸緒女流四段が、繰り返し参加者に頭を下げお礼を言っている。先ほど扇子を買った子がずっとモジモジしている。石橋先生のサインがほしいらしい。が、今はちょっとムリだね。また今度にしよう。

帰りの電車の中でも、ずっと扇子を眺めている。「万物生光輝」・・・他のメンバーに、「これは生きるっていう字、石橋先生は病気だったから」と解説しているので驚く。
「よくそんなことわかるね」
「教えてくれたの」
「誰が?」
「石橋先生のお母さん。広げてたら話しかけてくれたの」
保護者のお母さんと固まってしまう。

行徳駅到着。解散。いい一日でした。笑顔で別れる。背中で「原先生はマイセンだから」と声が聞こえる。ええ、そういきたいところですが、マイセンは日曜は6時までなんです・・・あっ、今日は月曜日だ。マイセンの灯りがついている。入らない理由を失う。

生ビールを一口。万物生光輝かぁ〜。あっ、ヤバっ。
『生きる希望を失くした時も
 輝くことをあきらめないで
 夢の形は移ろいゆくとも
 光はけして消え去らないよ』

アチゃ〜っ。ってことは、

『 ペンフレンドはバンクーバー

 二人の愛をたしかめたくて わがままばかりで旅立った
 色づく街をさまよいながら 失う怖さにふるえていた頃
 私の声がとどくでしょうか 今目にうつる夕日のように
 たとえ心は移ろいゆくとも その美しさは永遠のものよ

※ペンフレンドはバンクーバー
 愛しい友はあの日の私
 街の灯りに照らされて
 ペンフレンドはバンクーバー

 桂馬みたいと笑い飛ばして 彼はキスしてくれるのかな?
 恋の行方は言えないけれど いまの私はとてもしあわせ
 生きる希望を失くした時も 輝くことをあきらめないで
 夢の形は移ろいゆくとも 光はけして消え去らないよ

 ペンフレンドはバンクーバー
 愛しい友はあの日の私
 時空を超えたエアメール
 ペンフレンドはバンクーバー

 ※繰り返し     』

どーすんだこれ・・・
と、これだけ大掛かりな前振りをしておいて、次は意表を突いてコントかな(笑)。


(完)