7月20日(土)は、七中ブロックコミュニティークラブさん主催の囲碁・将棋・オセロ教室に参加しました。

いよいよ夏休みに突入ですね。いつもより若干少なめの、ほどよい(笑)人数でした。


質問があったので、少しだけ。相振りの序盤は、どういう駒組みがよいか?
下図は、便宜上先後逆にしてありますが、初手から△3四歩▲7六歩△3五歩▲6六歩△3二飛と進んだところ。

相振り序盤


級位者で、いつも四間飛車で戦っている人は、上図からはワカリやすく▲6八飛と回ってしまいましょう。あとはとりあえず、いつも居飛車相手に組んでいる形(7七角・6七銀型で囲いは美濃囲い)でいいでしょう。金無双を知っている人はそれもよいですね。

▲6八飛を急いでください。と、いうのは、例えば上図で▲7八銀とすると、△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△6六飛!▲同角△同角(下図)という有名な筋があり、面倒です。6八に飛車が居ればこの仕掛けはありません。

相振り序盤失敗例


実は、上の変化では後手表示側が飛車先の歩を切ってきたときに▲3七歩と打ったのが間違いで、▲6七銀とこちらを受けておくべきでした。知っていれば何てことはないのですが、うっかりこのような落とし穴にハマりますので、慣れるまでは角道を止めて▲6八飛が無難だと思います。


「何て指導員なんだ!」とあきれる有段者の方もいらっしゃることと思います。スイマセン(笑)。

はい、プロはもちろんアマ高段者の対局では、相振りで四間飛車は少ないのが現状です。相振りでは飛車を6段目に据えるのが有効なことが多いのですが、四間飛車だと6六の位置は角のライン。やりにくい。向かい飛車か三間飛車がオススメというのが常識。

なのですが・・・

相振り飛車の本に、よく「矢倉に組めたら作戦勝ち」とか書いてあるので、アマ級位者ですと、ホイホイと矢倉に組んでくる人をよく見ます。
普通は相手の矢倉を見てから飛車を6八に振り直し、8六角・7七桂・5六銀の矢倉崩し布陣を敷く流れなのですが、最初から6筋に飛車が居れば・・・効率よく攻めの形ができることが多々あり、四間飛車がけっこうイケてたりします。