1月19日(土)は、七中ブロックコミュニティークラブさん主催の「囲碁・将棋・オセロ教室」に参加しました。

トーナメントは今日も、熱戦が繰り広げられました。このところ優勝者が毎回違います。誰が誰に勝ってもおかしくない状況。みなさん、がんばっているなぁと感心します。


さて今日も、新浜小5年生の高橋聖矢くんが詰将棋を作ってきてくれました。将来は、本が出せるくらいになるかもしれませんね(笑)。

プロ棋士では高橋道雄九段や浦野真彦八段が詰将棋作品集を多数出されていますが、行徳将棋クラブも高橋・浦野の2大作家が活躍中!


さて、高橋聖矢くんの今日の作品。途中からの詰ませ方が一通りではないのですが、最長13手で詰む形になっています。

13手詰め




詰み手順を解説します。

まずは4手目まで。▲8三桂成△同玉▲8四歩△9三玉(途中図1)

途中図1
途中図1


途中図1以下、▲8三飛△同銀▲同歩成△同玉▲9二銀△8四玉▲8二竜△7四玉▲7五金 まで13手詰め。

ちなみに、▲8三飛にかえて▲8三金からでも詰みます。
なぜわざわざ持ち駒を飛車と金にしているかというと、初手から4手目、▲8四歩を同玉ととる形を想定していたそうです(途中図2)

途中図2
途中図1


途中図2から、▲8五飛△9三玉▲8四金△9二玉▲8三金△9一玉▲8二金の詰み形。
△9三玉のところで、▲8四金にかえて▲7五馬もありそうですね。



もし将棋雑誌などに投稿する際は、シンプルに以下のようにして詰み手順を1つに限定したほうが、手数は短くても作品としての評価は高くなると思います。

7手詰め


▲8五香△9三玉▲8四金△9二玉▲8三金△9一玉▲8二金まで7手詰め。
2手目△同玉や△7四玉は▲7五金まで。
4手目以降、玉がどこへ逃げても▲8三金〜▲8二金。
7七に馬を置いてあるのは、香を打つ場所を8五に限定するため。