みなさん、暮れのひとときをいかがお過ごしですか?
大掃除は無事終わりましたでしょうか(笑)。気持ちよく新年を迎えられるとよいですね。


駒磨く前将棋駒も、たまには磨いてあげるとよいです(書き駒はこするとイケマセンので不要)。汚れていませんか?
写真は、私が自宅で使用しているもの。けっこう汚れました。


「将棋駒は椿(つばき)油をつけて磨く」とよく聞きますが、必ずしもそうではないようです。以前、棋具専門店でお店の方に教えてもらったのですが、植物性油ならなんでもよいとのことでした(ご家庭で使用しているサラダ油やオリーブオイルでOK)。
椿油は、香りがよいというのはありますね。駒箱を開けるとほのかに感じる椿油の香がなんともいえないという、マニアの方もいらっしゃることでしょう(笑)。

注意点は、油をつけ過ぎてはイケナイとのこと。ほんの少し、布に1滴2滴ほどつけて、それですべての駒を磨くくらいでよいようです。
いっさい油を使わない、カラ拭き派も居るくらい。ですので、普通は油を使わずカラ拭きでよいのではないでしょうか。私もそうしています。

実は、少量のクリーニング材は有効派とカラ拭きオンリー派にわかれているのは(木製の)楽器も同様で、個人的にオモシロイなと思っています。カラ拭き派は、楽器の表面塗装(ニスなど)に油が天敵という主張。
確かに、クリーニング材を使う場合もその楽器との相性をよく確認したほうがよいのでしょうね。
将棋駒の場合は、文字を書くのに使われている漆(うるし)にとり、やはりいかなる油も天敵といわれます。


駒を磨く布ですが、私は楽器屋のギターコーナーに売っているギター拭き用の布を使用しています。木を傷つけないで汚れをとるためのキメ細かく柔らかい表面になっているので、駒もこれでイイはずと(笑)。
ポピュラーなのは、メガネ拭き用の布がよいと言われていますね。少し厚手のもの。


駒磨いた後
磨いて、キレイになりました。今年もご苦労さま。来年もよろしく。

私は銀がイチバン汚れますが、皆さんいかがですか?(笑)
移動距離では飛角でしょうが、ドリブルで這うように動いてゆく銀の駒の表面に、盤の升目の漆がこすれて付着しやすいのだと思います。



家の掃除で、将棋関連の今年の書類を整理しながら改めて思い出に浸りました。文科杯や教室対抗戦のオーダー表など。色んなことがありました。
今年はみなさん、大躍進でしたね! 健闘を称えたいです。
来年もがんばりましょう。よい年をお迎えください。