新浜小5年生の高橋聖矢くんが、詰将棋を作ってきてくれましたのでご紹介します。13手詰め。
単純に詰将棋としてだけではなく、教材として素晴らしいと思います。

13手詰め






解答:
▲2二金※△同飛▲同馬△同金▲2一銀△同玉▲3一飛△1二玉▲2二竜△同玉▲3二金△1二玉▲2一飛成まで13手詰め。
※2手目△同金なら、以下同じ手順で11手詰めになります。△同飛が最善。



さて、この作品を、どのようにとらえてほしいかといいますと。


1.まず、もし実戦で、自玉に詰みがない場面で上記局面が出てきたらどうしますか?
  終盤の秒読みで、詰みが読み切れない、確信が持てないという状況で、どうするか。

  はい、無理する必要はありません。必死をかけるか、詰めろが続くような攻めをすればOK。
  例えば▲3一竜とかで、よいでしょう。


2.次に、もし実戦で、自玉に受けがなく、詰ますしかない場面で上記局面としたら・・・

  「ワカンネェけど、詰むとしたらコレしかねぇっ!」
  と、▲2二金と放りこむことが出来るかどうか。
  この感覚が大事。この感覚があるかどうかが勝敗を分けます。
  それを磨くのが、普段からの詰将棋トレーニングです。


上記1・2の選択は、重要です。
13手詰めを30秒で正確に読み切ることは難しい。ですが、それが出来なくても、

1.方針の選択を正しくできること
2.詰み筋が見えること

これが出来れば、トップクラスでも十分に闘えるはずです。