11月18日(日)は、有明の東京ビッグサイトにて開催された将棋日本シリーズ・テーブルマークこども大会に参加しました。
すいません、ブログで昨年までの「JT杯」という名称を使用していたのですが、今年から子供の部についてはJTグループ会社のテーブルマーク蠅スポンサーですね。失礼いたしました。

今年は過去最大、約4000人の参加があったとのことで、この日のうちにギネスに申請し認められるというイベントもありました。大会の歴史の中でも大いなる一日ということになります。

行徳将棋クラブからは、低学年16名(うち未就学6名)、高学年12名が参加。
低学年の部で5名、高学年の部で4名、計9名がブロック予選3連勝で決勝トーナメントへ進出しました。

2012テーブルマーク


色んなドラマがあり私も学ぶところ多く、どのような報告にしたらよいか悩むのですが、まずはシンプルに低学年・高学年それぞれの今日のMVPをご紹介したいと思います(氏名は、保護者の方の了解を得て掲載しています)。

行徳将棋クラブの低学年MVPは、江戸川区立下鎌田東小3年生の浦野雅都くん。決勝トーナメントの4回戦まで進み、ベスト32に名を連ねました。以前、詰将棋作家としてブログで紹介した子です→ こちら
浦野くんの良いところは、マインドの強さです。決勝T表の前で「何回勝ったら優勝」と数えているのを見て、「よし、それくらいの意気込みでイッてくれ!」と思ったのですが、まさかそこまでイクとは・・・
実はハプニングがありまして、小1弟の浦野恵都くんも3連勝で決勝Tへ進んだのですが、何と何と、1回戦で兄弟対決になってしまったのでした。「あちゃぁ〜!何とかならないのこれ?」と、頭を抱えた次第。結果はお兄ちゃんに道をゆずることになったのですが、悔しかったことでしょう。
さらに実は、未就学の年中の弟クンも出場していまして、何とブロック予選で2勝しているという・・・ この3人、家庭内道場で日々火花を散らして稽古しているようです。3人とも勝ち気な性格なので、どうなることやら。
今日は、雅都くんの日でしたね。改めて、おめでとうございます!

そして、高学年MVP。市川市立南新浜小5年の矢部智也くん。こちらも決勝T4回戦まで進み、ベスト32の好成績でした。高学年のこのクラスは、見渡せばもう、ビッグネームばかり。よくぞここまで、勝ちあがってくれました。
辛く苦しい、どんよりとした雲の中で過ごす日々ですね。今日は少し、晴れ間が見えたかな?
千葉県の小学生大会では代表戦クラスに出るようになってから、モンスターひしめく中で自分が勝ってゆくイメージをつかむことが出来ずにいます。達成感がない、よりどころのない日々。クラブでは、気分転換にか、ちょっと変わったことを試してみては、もっていかれてしまったりする。
今日は、私が見た何局かについては、ごくごく当たり前に、自分の将棋を自然体で指しているイイ状態に見えました。そうそう、相手が誰であろうが関係なく、盤上の真実を自分の目で探し続ければ、今日のように結果がついてくる。
ちなみに、小2の妹さんがGSG−5メンバーでして、こちらも予選・自由対局とも大いに勝ち越して大戦果だったようです。面白い子で、「ね、忍者って、スパイだよね」と、何の前触れもなく突然やってきたりします(笑)。色々と、楽しみが多いです。

全体的な感想。
いや、もう、出来過ぎ。
高学年は、決勝Tに進めなかった子たちも、予選2勝1敗のオンパレード。受付の運・不運がありますので、要するに誰が抜けてもおかしくはなかった。皆さんの大健闘に、ただただ、脱帽です。
低学年の部も、まずは未就学の子たちがそろって、予選で1つは勝っているというのにビックリ。1-3年生に至っては10名のうち5名、半分が3連勝して決勝Tに進んでしまったという・・・キミたちいったい、どこまでイクつもりなの?このメンバー底が知れんと、人ごとのように驚いてしまった日でした。

戦型について。
最近、振り飛車のプロ棋士の先生方がよく採用している「角交換振り飛車」が、猛威をふるっているなぁと痛感しました。早速、子供たちにも浸透してきていますね。
実は高学年の居飛車の有力選手が予選でこれに対応できませんでした。悔しいです。「ちきしょう、ヤラれたなぁ」と、今日はそれがかなり、私の中では大きな反省点として残りました。予めどう指すか方針を決めておかないと、その場で初めて考えて対応するのは難しい。
ふと思うのが、プロ棋戦では「角交換相振り飛車」って恐らくあまり無いでしょうが、子供大会では頻発するかもしれませんよね。振り飛車一本の子も多いので。と、すると、書籍で資料を得られない戦型を暗中模索しなければならなくなる。また寝らんなくなっちゃうなぁと、少しブルーになりました。

決勝T上位戦を見て。
ヤバイ、と、思いました。
どうヤバイかというと、行徳将棋クラブの子たちが努力して追いつけないほど途方もない距離ではないように思えてきた。
もちろん、まだまだ遠いです。が、クラブの子たちと強豪の子たちとのスピード・精度の完成度の差について、かなり見えた自信があります。その差を詰めていくために出来ることは、幾らでもあるんだろうと思う。
やれば出来るというのは、ヤバイ。やるんだろうか? いやぁ、大変なことになるな。参った。

最後に、しみじみ思ったこと。今年は大会のたびにヒーロー・ヒロインが入れ替わり、順繰りに光が当たって、クラブとしてはとてもありがたいことです。押切神社には将棋の神様が居るのでしょうか(笑)。層が厚くなり、誰が勝ってもおかしくない状況になっているのでしょう。まだの子も、いつか自分の番がくると信じて、頑張ってほしいです。

とりとめのない駄文になってしまいましたが、テーブルマークこども大会の報告でした。