9月17日(祝)午前、東西線にのり門前仲町で大江戸線に乗り換え春日の文京区民センターへ。この日は道場連合会・アマ連主催の「ジュニアフリー団体戦」が開催されていました。

私はクラブ内には案内しなかったのですが、数名のお母さんたちが情報を入手し連絡をとりあってくれて、「と金杯A」に2チームがエントリーということになりました。

この大会は、恐らくは、団体戦の楽しさを生かしてより多くの子が将棋を楽しんでくれる機会をつくろう、チーム編成には学校とか教室とかいう制約をなくして自由にお友達どうし組めるようにしよう、というのが当初の趣旨だったのではないかと想像するのですが・・・
何だか、チーム名にはよく聞く将棋教室の名称がズラリと並んでいまして、まるで教室対抗戦のような感じになっちゃってますね。

で、実は「どんな楽しいチーム名にしたのかな?」というのも楽しみだったのですが、モロに「行徳将棋クラブ1・2」としてくださっていまして、少し顔出しに来たつもりが、すっかり帰りづらくなってしまいました(笑)。

「と金杯A」は1−5級となっていますが、見たところ多くの子はすでに初段予備軍といった印象をうけました。
結果はふるいませんでしたが、傍で見ることができた対局も多く、私としては子供さんたちの現状の傾向を知るうえで大いに参考になりました。

ひとつ、課題ができました。中級くらいまでの居飛車の子のための、対「ゴキゲン中飛車」対策。

「きちんと駒組みと基本の攻めができるようになり、がんばって5級とか6級くらいまできました」
という居飛車の子が、上級から初段前後くらいの上手なゴキ中の使い手にあたると、駒がぶつかった瞬間あっという間にボロボロになる。

矢倉戦とか普通の振り飛車vs居飛車だと、駒組みまでは無難に進んで駒がぶつかりあってどこかで失敗して形勢に差がつきます。
「ここで失敗したね。こうすればよかったね。今度から気をつけようね」
という話ができて、ひとつづつ階段を登るステップを踏めるのですが、ゴキ中相手の居飛車は「この場合はこう、こうきたらこう」というのが、すでに序盤の駒組み段階で、多すぎる。

以前、振り飛車の子のための対居飛車「棒銀」対策として、行徳流中飛車を提唱しました。これは自信作で、今でも初級〜中級の子が使って効果をあげてくれています。
今度は、居飛車の子のための対「ゴキゲン中飛車」対策をつくってあげる必要があると痛感し、会場を後にしました。


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帰宅後、我が家のすぐ近くの小学校に行徳将棋クラブでサッカーをやっている子のチームが来ているというので、応援に。久々の生スポーツ観戦。楽しかった。すごくいいシュートがあったんですが、ゴールポストにあたってしまいました。でも、感動しました!

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夕方から、ゴキ中関連の書籍と将棋盤と、格闘。
3七銀、4七銀、7八金、穴熊・・・
何とか単純化して子供にもわかりやすく出来ないか???
でも、どれもダメ。
いっそ▲2六歩から突いていってゴキ中にさせない方法もあるが、鬼殺しを食らう。
「だいたい、本になっているようじゃダメなんだなぁ。1枚のコピー用紙ですむくらいでないと」
と、仰向けにゴロリ

「こうきたらこう」みたいな変化の余地がなく、初級の子が初段の子とあたっても、その手順で駒組みをしさえすれば容易にツブされることなく、互角に中盤のラリーにイケるところまで誘導してあげなければいけない。

数時間の格闘の末、はい、完成いたしました。
使ってくれる子がいて、効果が確認できたらブログにも掲載したいと思います。