歳をとるにつれ涙腺が緩んできておりまして、ちょっと感動的な映画やドラマのシーンなどで、最近はもぅ結構すぐにブワッときてしまいます。

24日(日)の14時からフジテレビで放映された「ザ・ノンフィクション〜エリート校をなぎ倒す痛快将棋部の必勝法〜」、ビデオに録画して見ました。感情移入せずにはいられず、随所でジワッときました。心打たれました。

偏差値47の岩手高校の将棋部が偏差値70を超える有名高校を次々と倒してタイトルを総なめにしている、その強さの秘訣に迫る・・・というのがキャッチフレーズなのですが、どうして、中身は人間ドラマです。
虚弱体質で何も出来ずに自信を持てない子や、奨励会受験で挫折し学生将棋界のトップスターでありながらどこか本気になれない子、また受験と部活とのはざまで揺れるキャプテン、そして彼らに情熱を注ぎながら部を率いる顧問の先生・・・数年間に渡る密着取材により、先生の苦悩や将棋を通じた生徒たちの人間的成長が描かれています。

とても良いドキュメントです。素朴な生徒たちのちょっと考えながらのポツポツとした語りなどが、リアルで、ぐーっと引き込まれます。
大会と重なり見られなかった子供さんや保護者の方が多いと思いますが、ぜひご覧になっていただきたいと思います。学生将棋の素晴らしさが表れています。何枚かDVDに焼いています。行徳将棋クラブのみなさんはもちろん、私と会う機会のある方にはお渡しいたしますので、どうぞお気軽に一声かけてください。