3月20日(火)は、日本将棋連盟の「平成23年度全国普及サミット東京」でした。

私のように、首都圏に住んでいて会場へすぐに足を運べる支部役員や指導員の方々は全国では少ないと思いますので、どのような模様であったかご参考になればと思いまして、以下本日の内容を記します。


平成23年度 日本将棋連盟全国普及サミット東京
場所:日本青年館
出席役員: 米長邦雄 会長
      谷川浩司 専務理事
      田中寅彦 常務理事
      北島忠雄 理事


今年の普及サミットも昨年同様、前半は当日配布されたレジメに沿った米長邦雄会長のお話、その後質疑応答という形式で行われました。

まずは前半の、米長会長のお話から:


 仝益法人移行

(本当に大変だったが、結果としてうまくゆき公益社団法人になれた旨の報告がありました)


◆,海匹發悗良甬

・ 1に子供2に子供、3・4がなくて5に子供といったことで普及活動を続けてきた。その中でも柱というのは、文部科学大臣杯。

・ 30年後には全国全ての学校が出場する・全ての学校に3人は将棋を指す子が居るという青写真を描きやってきた。

・ 表を見ると(当日配られた、文部科学大臣杯の小中学校の過去3年間のチーム数の資料。23年度小学生の部で少ない県は2チーム、もっとも多いのは東京都で63チーム)一生懸命やってくださっているところとそうでないところがある。

・ この大会を一生懸命やってくださっている皆様に、大変だということは解っていますので、各県に20万円の奨励金をお出しした。

・ ところがこの数字を見て愕然とし、とても描いていた青写真とはかけ離れてしまっており、この奨励金をいったんゼロとした。これはお金が惜しいのではなく、この後皆様の声を聞きあるいは県連会長の会を開いて、皆様のご苦労・現場の声をうかがって、出来ればこの予算を復活させたい。そしてがんばってもらいたい。

・ 奨励免状、皆様の県へ初段2本、二段2本、三段2本計6本の免状をお出ししている。やめるやめないの話があったが、現状の結論は、これまで通りお出しします。有効に使って欲しいと思います。


 公益社団法人への寄付金のお願い

・ 皆様へのお礼。東日本大震災のお見舞いについて支部・個人の皆様から、238万円ちょっとのお金をいただきました。日本将棋連盟がそれに383万円のお金を加えて、合計621万円というお金にいたしました。そのお金を原資として、被災地の支部連合会あるいは支部13か所に10万円、130万円をお届けしました。そして津波などで盤駒がなくなってしまったところへ760の盤駒を配布いたしました。それから棋士の派遣をし、交通費・宿泊費に使いました。被災地の方々から、生活は厳しいが、どんな暮らしになっても生涯将棋はやめないという声をいただいた。皆様の心の絆が深まったことの証であり、なによりも嬉しいことです。ありがとうございました。

・ 寄付金について。良い団体みなされたら税金の優遇措置が受けられるようになっている。条件は2つ。ひとつは、3000円以上寄付した人が100人以上居ること。これはクリアできること。もうひとつが難しい。黒字を2年間続けること。ただし、しこたま儲けて溜めこむというのはダメ。黒字が出たら、普通の会社だと内部留保できるが、次の年に普及活動で使わなければならない。すごく厳しい経営となる。これが公益社団法人。お陰さまで、3月31日で締める今年は若干の黒字の予定。

・ 来年も黒字だと税金の優遇措置が認められ、日本将棋連盟への寄付金の40%が納税額から控除されるようになる。例えば納税額200万円の人が日本将棋連盟に100万円寄付をしたとすると、40万円が控除され納税額は160万円になる。日本将棋連盟は子供への普及をがんばっているので、ぜひ寄付金についてご理解をお願いしたいと願っています。


ぁ(神24年度の棋士派遣について

・ 今までと大きく違うところがある。去年は延べ700人の棋士を全国へ無料で派遣した。5年前の契約で名人戦は毎日・朝日新聞の共催になり、1億1千2百万円のお金を普及活動に使えることになった。5年の契約が終わり、この4月から、この厳しいご時世の中、王将戦もある朝日オープンもある中で名人戦そのものは若干のプラスとなったが、普及協力金はなくなってしまった。

・ しかし、お金がなくなったから皆様への棋士派遣をやめることはしない。しかしそれをやると赤字になる。赤字になると内閣府から良い団体でないねと言われてしまう。黒字にして普及活動も行うという非常に難しい経営。

・ そこで、棋士を派遣するときに、派遣費用は日本将棋連盟が負担するのですが、皆様に15,000円、消費税を入れて15,750円をご負担いただけないでしょうか。それはプールしておいて、遠隔地へ棋士を派遣するときの交通費・宿泊費に使用します。皆様のご意見を伺いたいです。

・ これは(15,000円負担)支部や将棋指導員が棋士を呼ぶ場合で、タダのものもあります。それは、日本将棋連盟が主催するイベント。例えば小学生名人戦や小中学生団体戦の予選。それからアマ名人戦、アマ竜王戦、アマ王将戦の地区予選。そういうものは日本将棋連盟が棋士派遣を負担します。

ァ‖70期名人戦第5局全国大盤解説会開催について

今度の名人戦第5局。5月31日と6月1日の木・金になっている。6月1日に、全国へ一斉に棋士を派遣して大盤解説会をやりたい。「うちがやります」という所へは、派遣します。金曜日に何時に終わるかわかりませんが、棋士が一泊します(東京周辺は泊るかわかりませんが)。翌日は土曜日ですので、例えば将棋大会や教室をやっていただいて。棋士が一泊二日の工程で動きます。これは15,000円のいらないもの。マンションの一室で教室をやっていて、生徒が5人とか10人居るという方の所へも喜んで派遣しますので、どうぞ普及部のほうへ申し出てください。早い者勝ちです。200人くらいで打ち切ります。


Α‐棋コーチ制度改革について

・ こんなに大きな問題になってくるとは思わなかった。

・ 本来は、連盟の資格をもった将棋指導員(旧普及指導員)の補助をする人という制度としてスタートした。

・ ところが、コーチのほうが普及指導員より上だというようなフリをする人が出てきた。

・ これは、皆様がたからのご意見をいただいて、継続審議とさせていただければありがたいです。