3月13日(土)行徳公民館第4研修室にて行徳将棋クラブ活動。

幸小2名、塩焼小1名、新浜小2名、南新浜小6名、妙典小1名、南行徳小2名、浦安北部小3名、浦安舞浜小1名、アース学園1名、計19名。大人2名。

3月13日勝又先生何と、ビッグサプライズ!
勝又清和先生が、再び来てくださいました。
「前回、時間が足りなくて指導対局してあげられなかった子が居たので」と。
こんなこと、あるのでしょうか。感謝の言葉もございません。

前回と同様、最初に講座をしていただき、その後指導対局でした。

今回のテーマは「数の攻め」。また、「盤面を見るときは、まず大駒(飛車・角)の位置を確かめよう」。

数の攻め問題資料は、プロの実戦から4題。マルがついている地点に、攻め(先手)・守り(後手)、それぞれ幾つの駒がきいているかをまず書いてみる。それから、先手が攻めて勝てるようにするための次の一手を考えてみよう(手番はいずれも先手)。

(クリックすると大きい画面になります)





勝又先生の解説がとても解りやすく、感動しました。2色のマグネットを、その地点にきいている駒にペタペタ貼りまして、子供たちと数えていきます。

数の攻め

資料の回答とプロ棋士の実戦での次の一手は以下:
問題1:攻め駒3枚、守り駒3枚、次の一手▲1九飛
問題2:攻め駒3枚、守り駒3枚、次の一手▲6五角
問題3:攻め駒4枚、守り駒5枚、次の一手▲5五角
問題4:攻め駒2枚、守り駒2枚、次の一手▲6三銀

次の一手の後、実戦で先手が後手玉をどう寄せたかも並べていただきまして、「おおっ!」と、私も子供たちと同じレベルで感動(笑)。プロ同士ですので、いずれも「数で勝ってそのまま終わり」なんてことではないのですが、さすがに見事です。

上記プリントは全員に配り、子供たちに回答を書いてもらいました。
私にとり勉強になったのが、子供たちが私の思っていたよりはるかに数える力があるということ。
こうして問題として出されればちゃんと数えることができる。課題はむしろ、実戦でも一手一手大切に落ち着いて、盤面を検討し続ける習慣であることが解りました。
それを継続できるだけで、手がスゴく良く見えるとかいう特別なセンスが無い子でも、相当にいい将棋になるのではと思いました。

また、嬉しかったのが、問題4(引き算の、難しい応用問題)で「▲7五桂」と回答した子が居たこと。同歩と取られてしまいますが、空いた7四の地点にまた銀を打つ発想。エライ!
実際は、取られた桂を7一に打たれ守りの数を足されてしまうので難しいのですが、このクラブの子からそんな手が飛び出すとは夢にも思いませんでした。


今回も、子供たちにとり大変に効果のある講座と指導対局をしていただきました。また、私にとってもとても勉強になりました。
実戦譜から子供たちに参考になるものを選び問題プリントを作るだけでも、相当な労力を割いていただいたことと思います。勝又先生に、深く感謝もうしあげます。ありがとうございました!