勝又先生ネタを引っ張って申し訳ございません。よしはるさんも、熱烈な記事を書かれているようでして、ブレイク状態でご迷惑かもしれず(笑)、大変に申し訳ないのですが。これはぜひ皆様にご参考にと。

入門者に対する指導について、勝又先生より教わりました。

下図は、初手から▲2六歩△8四歩▲2五歩△3二金の局面です。
勝又先生曰く、上手はここで△8五歩と突いてはイケナイ。△3二金と上がってくださいと。
入門者指導用


上図以下、▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛で、次に上手が△8五歩と突いたら下手は▲7八金。つまり、「相手の飛車先の歩が一歩手前まで来たら、必ず金を上がりましょう」ということですね。

初手から▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩と定跡どおりに進めてしまうと、ここで先に▲2四歩からイッてはイケナイ理由を説明しなければならず、入門者には難しすぎて解らないと。

「歩がひとつ手前まできたら金アガル」・・・ナルホド、こう覚えておけば子供たちは先手でも後手でも間違うことはありませんね。

この3二金〜△2三歩を「金で守って窓を閉める(△2三歩)」と教えているとのこと。
加えて、「金は守り専門の駒であることを強調、自陣から出て行かないようにする」そうです。


ご参考になりましたら、嬉しいです。