教育における芸術分野にも、事業仕分けの大ナタが振り下ろされているようです。

学校に楽団や劇団を派遣する芸術鑑賞会の予算がガリガリ削られている。著名な音楽家や演劇関係の方々が、怒ってますね。オーケストラや劇団、存亡の危機にたたされるところが数多く出てくることでしょう。

しかし、世論は圧倒的に今回の事業仕分けを支持しています。メディアによって、75%とか、あるいは9割近いとかいう支持率を報じている。
政治ショーとして面白かったというのもあるでしょうが、果たしてそれだけか?

芸術分野に関して言えば、たしかに「芸術によって少年時代に豊かな心を育む」ことは大切。それを否定されたかのように、事業仕分けを批判する人々は言う。しかし、違う。問題をすり替えてはいけない。

「芸術によって豊かな心を育む」ことは、果たして現在のスキームで、文科省・文化庁傘下の社団法人や財団法人を通して予算を降ろしていくことでしか達成できないのか?

尚、私は無党派でして、民主党支持者ではありません。しかし、今回の事業仕分けは、各論では修正が必要な部分もあるのだろうとは思いますが、総合的には評価します。

まぁ、多少乱暴ではあります。何しろ、政府の新しい中長期的な文化政策が示されないまま、とにもかくにも予算カットということですから。
また、芸術・伝統文化は地方の仕事であって国の事業としてはやらないということですが、地方でも予算は縮小傾向。

現場の教育機関の先生方や自治体の文化担当者の手腕が問われる時代になりますね。お金はない。が、子供たちに良い芸術を触れさせる機会をどうつくってゆくのか。いいのではないでしょうか。前向きに、国民的な議論がなされれば、そこからよい形が生まれるのではと思います。