日本の公安調査庁が国際テロリズム要覧2021からアゾフ大隊に関する記述を削除した件が、ネットで拡散され話題になっています。

引用しますと:
【 近時、一部において、公安調査庁が「アゾフ連隊」をネオナチ組織と認めている旨の事実と異なる情報が拡散されている状況が見受けられますが、このような誤った情報が拡散されていることは誠に遺憾です。
これは「国際テロリズム要覧2021」の「ネオナチ組織がアゾフ大隊を結成した」等の記載を根拠にするようですが、そもそも、「国際テロリズム要覧」は、内外の各種報道、研究機関等が公表する報告書等から収集した公開情報を取りまとめたものであって、公安調査庁の独自の評価を加えたものではなく、当該記載についても、公安調査庁が「アゾフ大隊」をネオナチ組織と認めたものではありません。
ついては、上記のような事実と異なる情報が拡散されることを防ぐため、当庁HP上の「国際テロリズム要覧2021」から上記の記載を削除することとしたのでお知らせします。】
これに対するロシア側の反応。タス通信の記事をご紹介します。
マリア・ザハロワの文学的な言い回しが印象的です。また、前の投稿「近い将来に世界の経済をリードするアジアの国々が、実は対ロシア制裁では米国と距離を置いている」という視点もこれに関連しています。
(4月12日20:28 タス通信)
【ザハロワ、日本がネオナチ組織リストからアゾフを除外したことについてコメント】

日本がネオナチ組織のリストからナショナリストのアゾフ連隊を除外したという事実は、東京が反露戦線に組み込まれたことを示しています。火曜日にロシア外務省の公式代表マリア・ザハロワが、Rossiya-24TVチャンネルの放送で述べました。
「残念ながら日本は国家として、非常に反露的な戦線に組み込まれたことを理解する必要があります。アジアの中では第一線に立っているという形に組み込まれました」と、彼女は言いました。
外交官によると、日本は「ロシアとの二国間関係の分野と世界的な国際プロセスへのアプローチ形成の分野の両方で、独立して決定することに別れを告げました」。「それはある種のアジア的コンセプトの一部だったと思いますが、もちろん、それらはすべて失敗しています。このケースでは、日本は孤立しました:日本はアジアの中心です。そう、この地域全体の。それが、自分は自立しているのだと主張できる国としては普通でない立場をとっています」と、ザハロワは指摘しました。「日本は、ワシントンで日本のために描かれた正確なコースをたどっています」。
ロシア外務省の公式代表は、「以前はそのようなアプローチがケースバイケースで起きましたが、今ではこの原則が支配的なのです」という事実に注意を向けさせました。
これに先立ち、法務省の公安調査庁は、2021年の国際テロリズム要覧から、ウクライナの民族主義者アゾフ大隊が「ネオナチ組織によって作られた」という記述を削除したと報告されました。

引用しますと:
【 近時、一部において、公安調査庁が「アゾフ連隊」をネオナチ組織と認めている旨の事実と異なる情報が拡散されている状況が見受けられますが、このような誤った情報が拡散されていることは誠に遺憾です。
これは「国際テロリズム要覧2021」の「ネオナチ組織がアゾフ大隊を結成した」等の記載を根拠にするようですが、そもそも、「国際テロリズム要覧」は、内外の各種報道、研究機関等が公表する報告書等から収集した公開情報を取りまとめたものであって、公安調査庁の独自の評価を加えたものではなく、当該記載についても、公安調査庁が「アゾフ大隊」をネオナチ組織と認めたものではありません。
ついては、上記のような事実と異なる情報が拡散されることを防ぐため、当庁HP上の「国際テロリズム要覧2021」から上記の記載を削除することとしたのでお知らせします。】
これに対するロシア側の反応。タス通信の記事をご紹介します。
マリア・ザハロワの文学的な言い回しが印象的です。また、前の投稿「近い将来に世界の経済をリードするアジアの国々が、実は対ロシア制裁では米国と距離を置いている」という視点もこれに関連しています。
(4月12日20:28 タス通信)
【ザハロワ、日本がネオナチ組織リストからアゾフを除外したことについてコメント】

日本がネオナチ組織のリストからナショナリストのアゾフ連隊を除外したという事実は、東京が反露戦線に組み込まれたことを示しています。火曜日にロシア外務省の公式代表マリア・ザハロワが、Rossiya-24TVチャンネルの放送で述べました。
「残念ながら日本は国家として、非常に反露的な戦線に組み込まれたことを理解する必要があります。アジアの中では第一線に立っているという形に組み込まれました」と、彼女は言いました。
外交官によると、日本は「ロシアとの二国間関係の分野と世界的な国際プロセスへのアプローチ形成の分野の両方で、独立して決定することに別れを告げました」。「それはある種のアジア的コンセプトの一部だったと思いますが、もちろん、それらはすべて失敗しています。このケースでは、日本は孤立しました:日本はアジアの中心です。そう、この地域全体の。それが、自分は自立しているのだと主張できる国としては普通でない立場をとっています」と、ザハロワは指摘しました。「日本は、ワシントンで日本のために描かれた正確なコースをたどっています」。
ロシア外務省の公式代表は、「以前はそのようなアプローチがケースバイケースで起きましたが、今ではこの原則が支配的なのです」という事実に注意を向けさせました。
これに先立ち、法務省の公安調査庁は、2021年の国際テロリズム要覧から、ウクライナの民族主義者アゾフ大隊が「ネオナチ組織によって作られた」という記述を削除したと報告されました。