寅さん市川市長選の少し前に行われた葛飾区議会議員選挙は注目して見ていました。古巣の仲間たちががんばっていたし、地理的にも市川市と近くそこで示される民意は気になったので。

古巣の仲間たちというのは、主に都民ファーストの会。5人のうち1人しか当選せず「惨敗」と報道されましたが、私は違う印象を持っています。落選した4名とも千数百票というのは、立派に票とれている(当選ラインは約2200票)。

59人の候補者の中から1人を投票用紙に書いてもらう選挙なので、「エーイこの人でいいや」とまぐれで名前を書いてくれることなんて殆どないんです。きっちりこの候補と決めてくれている人を2200人つくらないといけない。気が遠くなります。

そんな選挙で、1863票、1725票、1524票、1425票・・・よくとれていると思います。葛飾区は4年後なので苦しいですが、他の区市町村でもこのように支持を得られるなら、これをベースに広げて地域政党としてやってゆける。

もうあと少し票を伸ばせなかった原因は陣営ごとに色々あるのかもしれませんが・・・外部の者として敢えて言わせていただきますが、米川大二郎都議の週刊誌フライデーによるセクハラ報道ですよね〜
不思議で仕方がないんですよ。事実無根なら記者会見でもやって打ち消すべき。あるいは近い行動をしたのなら「セクハラになるほどの接近・接触とは認識していなかったが、不快な思いをさせて申し訳なかった」と謝罪すべき。党の「事実ではないと聞いている」の一言しかなかった。本人は雲隠れしたまま。本来は率先して5人の候補者の応援に走り回らなければならないところです。殿様が自分だけ逃げて、将軍や兵士たちを見殺しにしたように見える。

都議さんたちは堅実な実務派でしっかり仕事進めているのを見ていますが、受け身の情報だけの人々はこのような報道でのマイナスイメージのほうが強くなってしまう。残念です。

都民ファーストの会は米川大二郎都議に対し、今からでも説明責任を果たすよう通告すべき。放置すればほかの都議がいくらいい仕事をしても、だらしのない党と思われてしまいます。葛飾区だけで済まない。年明け2月には町田市議会議員選挙がある。そして、統一地方選もすぐにやってきます。