Hara Blog

千葉県市川市の行徳で弾き語り活動を行っている、フォークシンガー原の日記です。公認将棋指導員として、子供たちの将棋の話題なども。

コメント欄の運用について。様々な経緯から、次のようにさせていただいています: ブログ主およびコメント投稿者含め、互いの意見に対する反論や、ネガティブなニュアンスを感じさせるとブログ主が判断したものは、削除します。続く人はブロックし、解除しません。何卒ご了承ください。

2012年09月

9月29日(土)の風景

9月29日(土)午前、行徳将棋クラブ活動。

七中1名、福栄中1名、行徳小1名、南行徳小5名、新浜小2名、南新浜小3名、塩焼小2名、新井小1名、高洲北小1名、高洲小1名、明海小1名、葛飾小2名、未就学4名、計25名。


大会前につき、入門者グループのほうを見るのが手薄になりスイマセン。未就学の子にも2時間楽しんでいただけるようなプログラムをご用意できたらよいのですが、何しろご覧のとおり一人でバタバタやっておりまして、申し訳ございません。まずは一定期間、どんな指し方でもよいので同じくらいの子と対局していただいて、駒の利きを体に染みつけていただけたらと思います。戦法的なことは、様子をみながら徐々にやってゆきます。


さて、教室は今日も賑やか。

先日ブログで紹介した、オセロの上手な2年生女の子の将棋がオモシロイ。大ゴマ3枚確保したら入玉を狙っている。
「点数はこっち有利ぃ〜」
とか、言いながら指しているのでちゃんとワカってやっている。
孫子の兵法でも読んでいるんじゃなかろうか(笑)。『戦わずして勝つ』みたいな。
色々な個性があって、楽しいです。

9月29日(土)の確認

9月29日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

行徳公民館第2和室にて、10-12時に活動を行います。


今後の予定

9月29日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月6日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月13日(土):10-12時 押切自治会館(予定)
10月20日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月27日(土):10-12時 行徳公民館第2和室 

※上記すべて無料です。

数え唄

ある日の教室での出来事。

12時の終了時間がくると、
「時間がある子は駒がちゃんとあるか数えるのを手伝ってね」
とお願いするのですが、その日も何名かの子が手伝ってくれました。

未就学の子がひとり、歩を3つづつに分けて数えていました。何気なくそれを見ていたのですが、ふと、ハッと驚きが湧き上がり、
「ちょちょちょ、ちょっとキミ!」
と思わず、話しかけてしまいました。
「九九がわかるの?」

3 x 6 = 18
幼稚園生がそんなことやっていたら、スゴすぎる。

どうも、そうではなかったみたい(笑)。
その子にとって、「イチニッサン」「シーゴーロク」という、3拍子のリズムが心地よく数えやすいということのようでした。でも、それでもスゴいです。

未就学児は、駒の種類と数をちゃんと数えられるだけでも大したものですよね。それだけでもとても有意義なんじゃないかな?と、思います。

9月22日(土)の風景

9月22日(土)午前、押切自治会館にて行徳将棋クラブ活動。

福栄中1名、行徳小1名、南行徳小5名、新浜小2名、南新浜小3名、塩焼小1名、新井小1名、高洲北小1名、高洲小1名、下鎌田東小2名、明海小1名、北部小1名、葛飾小1名、未就学5名、計26名。


8日(土)の教室に体験に来てくれた子の名が書かれた水筒が私の手元にございます。15・22日と場所が公民館でなかったのでお越しになれなったかもしれませんね。毎回持っていっていますので、またのご来場をお待ちしています。

10月7日(日)フルルガーデン八千代杯の申し込みをお願いします。千葉県外からも参加可。未就学児もOK!
こちらサイトをご覧の上、事務局へ申し込みしてください。


さて下図は、今日の対局から。
全局面を覚えていませんで申し訳ないのですが、将棋は後手の圧倒的優勢。大ゴマ全て相手にとられてしまい、命からがら8五まで逃げてきた玉。ただ、ここで手番が回ってきました。はい、ビッグチャンス!

1手詰め



▲9二金。

最後まで何があるかわかりません。
負け将棋でも、最後まであきらめないで!
またどんなに優勢でも、油断せずに!

逆効果

長い休み明けによく感じること。

道場通いをしたり色んな大会に出たりして、子供さんたちが元気に教室に戻ってきます。指している将棋を見て、
「おっ、ずいぶん力強くなったなぁ」
と感じる子がもちろん居ます。そういう子はよいのですが、
「あいたぁ、こうなっちまったかぁ。参ったなぁ」
と、いう子も居ます。

色んな子とたくさん指して、どういった所で間違ってやられたか。もちろん感想戦や自分で並べ直しをして具体的に検証すれば素晴らしい。ですがそうでなくても、カンのいい子は、いい手・悪い手を感覚的に習得してゆきます。

問題は、その部分の発達が遅い子。このタイプの子は、ただ同じ間違いを繰り返しているだけになります。
それどころか、面白そうな手を表面だけ見て真似たりして、すっかり変な癖がついて将棋がガタガタに劣化していたりする。数か月前にもどって、また土台から立て直す作業が必要になります。

親御さんとしては、一生懸命に時間と費用をかけ、よかれと思って色んな場所へ子供さんを連れ回して、一向に勝率が上がらずイライラするということになる。

「助走が長いほど高く飛べる」といわれます。歩みが遅いからといって、慌てなくていい。ゆーっくり、柔軟運動や基礎練から、コンスタントにやってゆきましょう。

9月22日(土)の確認

9月22日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

押切自治会館にて、10-12時に活動を行います。

※行徳公民館ではありませんので、ご注意ください。

今後の予定

9月22日(土):10-12時 押切自治会館
9月29日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月6日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月13日(土):10-12時 押切自治会館(予定)
10月20日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月27日(土):10-12時 行徳公民館第2和室 

※上記すべて無料です。

将棋キッヅたちの悲劇

このブログを見てくださっている子供教室の指導者の方もいらっしゃると思いますので、指導員として抱えている難しさなども書いてみたいと以前から思っているのですが・・・
保護者の方に、「ウチの子のことじゃないかしら?」「これってアタシ?」とか、いらぬ不快感など与えたりしないかとか、気になるもので、なかなか手がつかずにいます。

が、まぁ、そこを敢えて勇気を出して、ボチボチ書いてみたいと思います。
どうか誤解しないようお願いします。特定の方のことではなく、何年間かやってきた中での、一般的な傾向です。

将棋を指す子供たちにとって悲劇なのは、両親に「勝ったか負けたか」でしか判断してもらえないことです。
何て悲しいことでしょう・・・

スポーツだと、「負けたけど、いいプレーがあった。前より、ずっとイイ」というのが、プレーを見ていれば解ります。
将棋は、ワカラナイ。

「上達している = 勝率が上がる」
では、ない。と、いうのが、どうしても理解してもらえないです。

勝敗をたぐりよせる能力というのはあくまでひとつの要素でしかなく、それ以外にも将棋の対局には様々の要素があり、子供さんの個性が光るポイントは必ずあります。全ての子供さんに良いところがあり、日々充実度を増しているのがよく見えます。

それを折に触れ、一生懸命ご理解いただこうと試みるのですが、保護者の方には、なぐさみにしか聞こえません。どうしても、勝率に帰結してしまいます。

残酷です。

実は私に反省すべき点がありまして、自分が一番悪いのだろうと思います。
クラブ内で大会の入賞者がでたりすると素直に喜んでしまって、ブログでも浮かれた文章の投稿をしてしまうので。
「ウチの子は貢献できなくて申し訳ないです」というような言い方をされることがありまして、自分が与えている印象がいかにヤバイかということを思い知らされます。自分を殺したくなってのたうちまわったりします。

これからもやはり、入賞者が出たらとりあえず喜んじゃうとは思います。でも、悔しい子、悲しがっている子がほとんどなので、両親に解ってもらえない孤独感を、私も子供さんたちと共有していきたいと思っています。

9月17日(月・祝)の風景

9月17日(祝)午前、東西線にのり門前仲町で大江戸線に乗り換え春日の文京区民センターへ。この日は道場連合会・アマ連主催の「ジュニアフリー団体戦」が開催されていました。

私はクラブ内には案内しなかったのですが、数名のお母さんたちが情報を入手し連絡をとりあってくれて、「と金杯A」に2チームがエントリーということになりました。

この大会は、恐らくは、団体戦の楽しさを生かしてより多くの子が将棋を楽しんでくれる機会をつくろう、チーム編成には学校とか教室とかいう制約をなくして自由にお友達どうし組めるようにしよう、というのが当初の趣旨だったのではないかと想像するのですが・・・
何だか、チーム名にはよく聞く将棋教室の名称がズラリと並んでいまして、まるで教室対抗戦のような感じになっちゃってますね。

で、実は「どんな楽しいチーム名にしたのかな?」というのも楽しみだったのですが、モロに「行徳将棋クラブ1・2」としてくださっていまして、少し顔出しに来たつもりが、すっかり帰りづらくなってしまいました(笑)。

「と金杯A」は1−5級となっていますが、見たところ多くの子はすでに初段予備軍といった印象をうけました。
結果はふるいませんでしたが、傍で見ることができた対局も多く、私としては子供さんたちの現状の傾向を知るうえで大いに参考になりました。

ひとつ、課題ができました。中級くらいまでの居飛車の子のための、対「ゴキゲン中飛車」対策。

「きちんと駒組みと基本の攻めができるようになり、がんばって5級とか6級くらいまできました」
という居飛車の子が、上級から初段前後くらいの上手なゴキ中の使い手にあたると、駒がぶつかった瞬間あっという間にボロボロになる。

矢倉戦とか普通の振り飛車vs居飛車だと、駒組みまでは無難に進んで駒がぶつかりあってどこかで失敗して形勢に差がつきます。
「ここで失敗したね。こうすればよかったね。今度から気をつけようね」
という話ができて、ひとつづつ階段を登るステップを踏めるのですが、ゴキ中相手の居飛車は「この場合はこう、こうきたらこう」というのが、すでに序盤の駒組み段階で、多すぎる。

以前、振り飛車の子のための対居飛車「棒銀」対策として、行徳流中飛車を提唱しました。これは自信作で、今でも初級〜中級の子が使って効果をあげてくれています。
今度は、居飛車の子のための対「ゴキゲン中飛車」対策をつくってあげる必要があると痛感し、会場を後にしました。


・・・・・・・・

帰宅後、我が家のすぐ近くの小学校に行徳将棋クラブでサッカーをやっている子のチームが来ているというので、応援に。久々の生スポーツ観戦。楽しかった。すごくいいシュートがあったんですが、ゴールポストにあたってしまいました。でも、感動しました!

・・・・・・・・


夕方から、ゴキ中関連の書籍と将棋盤と、格闘。
3七銀、4七銀、7八金、穴熊・・・
何とか単純化して子供にもわかりやすく出来ないか???
でも、どれもダメ。
いっそ▲2六歩から突いていってゴキ中にさせない方法もあるが、鬼殺しを食らう。
「だいたい、本になっているようじゃダメなんだなぁ。1枚のコピー用紙ですむくらいでないと」
と、仰向けにゴロリ

「こうきたらこう」みたいな変化の余地がなく、初級の子が初段の子とあたっても、その手順で駒組みをしさえすれば容易にツブされることなく、互角に中盤のラリーにイケるところまで誘導してあげなければいけない。

数時間の格闘の末、はい、完成いたしました。
使ってくれる子がいて、効果が確認できたらブログにも掲載したいと思います。

9月15日(土)の風景

更新遅れスイマセン。
9月15日(土)は、七中クラブコミュニティークラブさん主催の「囲碁・将棋・オセロ教室」に参加しました。

普段はオセロのコーナーは全くノータッチなのですが、行徳将棋クラブの2年生の女の子でオセロが強い女の子が居まして、どうやっているのかな?と少し、覗いてみました。

ははぁ、ナルホド。隅をとるのが上手だなとわかりました。そこは返されないので、自陣を確保できるわけだ。誰かに教わったわけではないと思いますので、自分で感覚的にやってるとすればスゴイですね。
恐らく、オセロにも定跡のようなものがあるんでしょうね。掘り下げるときっと面白いんだろうと思います。

10月20日は七中の行事で、教室が使用できませんので七中教室は中止となります。この日は、行徳公民館で通常の行徳将棋クラブ活動です。

9月15日(土)の確認

9月15日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

七中にて七中ブロックコミュニティークラブさん主催の「囲碁・将棋・オセロ教室」に参加します。行徳公民館ではありませんのでご注意ください。
9時半から11時半まで。上履きを持参してください。


今後の予定

9月15日(土):9:30-11:30 七中にて七中ブロックコミュニティークラブさん主催の「囲碁・将棋・オセロ教室」に参加
9月22日(土):10-12時 押切自治会館(予定)
9月29日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月6日(土):10-12時 行徳公民館第2和室

※上記すべて無料です。

9.11

昼間にTV東京で放映していた「ユナイテッド93」を録画したものを見ました。

改めて色々と、考えさせられます。


ラストシーンが、劇場公開版と違いました。劇場版では、コックピットでの格闘があり、地上がだんだん迫ってきて墜落の瞬間にバッと真っ黒・静寂になるエンディングでした。視界も、意識も、何もなくなる、死を感じさせる終わり方。
今回の放送では、テレビ向けに柔らかくしたのでしょうか、その衝撃的なカットはなく、墜落現場や残された家族の風景がしばし映し出され、勇気ある乗客とその家族に捧ぐとナレーションが入りました。

行徳駅前

行徳駅改札横の山下書店で、前田敦子さんのAKB卒業記念フォトブックがワゴンにたくさん積んでありました。地元の皆さんはご存知でしょうが、前田さんは行徳のご出身ですね。

山下書店の前で撮られた写真が紹介の貼り紙に大きく使われており、「おや、地元の本屋さんにサービスしてくれたのかな?」と思いきや、そうではなく本に掲載されている写真なんですね。思わず手にとって見てしまいました(笑)。これはこれは、山下書店さん大喜びですね。
他にも、行徳駅前や出身校の七中の校門前で撮影されたスナップが掲載されていました。

ちなみに、その山下書店の2階がマイセンライブの「喫茶マイセン」です。昭和を思わせるレトロな店内。水出しのコーヒーがこだわりの逸品ですが、実は喫茶店にしては珍しく生ビールの器械も置いてあり、いずれもとっても味わい深いです。
新聞・雑誌をいくつか置いていて、ヤングジャンプもありますので、私はハチワンダイバー(将棋漫画)はここで読んでいます(笑)。局面が次の一手風で、よく出来ているなぁと感心します。

9月8日(土)の風景

9月8日(土)午前、行徳公民館第2和室にて行徳将棋クラブ活動。

行徳小1名、南行徳小5名、南新浜小3名、塩焼小2名、富美浜小1名、新井小1名、高洲北小1名、下鎌田東小2名、明海小1名、北部小1名、葛飾小1名、体験3名、未就学4名、計26名。


前々回の水筒の忘れ物は無事お返しできたのですが、今日も水筒の忘れものあり。名前を書いてくれているので、持ち主はわかりました。洗って乾かしておきます。次に教室で会う時まで待てなければご連絡ください。


さて、課題図から居飛車党の上級者に後手をもってもらって、ノック。「振り飛車が勝つはず。勝つまで」
勝ち方は色々あると思うのですが、やはり相手が強いと自陣鉄壁なまま完膚無きまでに叩きのめすという訳にはゆかないですね。「何となく」ではなく「具体的」に、正確に手数を計算しながら、攻めたり受けたり。ここら辺から、初段レベルの領域だと思います。

9月8日(土)の確認

9月8日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

行徳公民館第2和室にて、10−12時に活動行います。

水筒などを持参してください。水筒には、氏名がわかるようにどこかにシールか名札を付けていただけますようお願いします(帽子も)。

今後の予定

9月 8日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
9月15日(土):9:30-11:30 七中にて七中ブロックコミュニティークラブさん主催の「囲碁・将棋・オセロ教室」に参加
9月22日(土):10-12時 押切自治会館(予定)
9月29日(土):10-12時 行徳公民館第2和室
10月6日(土):10-12時 行徳公民館第2和室

※上記すべて無料です。

原子力規制委員会人事

原子力規制委員会の人事、例外規定による首相任命をホントにやるみたいですね。

日本の安全保障に関する極めて重要な事項がこんなずさんな決められかたをするなんて、あり得るんだろうか。何でこんなことが許されるんでしょうか?

つい先日、市民ミュージカルで「ふるさとを愛してゆこう、子供たちは宝だ」と多くの人々が共感していた風景(9月2日エントリー記事)とのギャップに苦しみます。そんな暖かな心を持つ人々が住む地域の代表、県立船橋高校出身の我らがエースがそれをやるんですか。

次世代に対する犯罪です。子供たちに申し訳ない。

課題図

先週の土曜教室で、時間切れになってしまい最後まで検討できなかった局面。手番は先手。

課題図0901



どう見ても先手の振り飛車の子が優勢ですよねー。勝勢にすら見えます。が、後手居飛車がやけくそになって暴れると、意外とややこしい。

自陣を見ると、△3六歩と来られるのが気持ち悪い。また、9九にいる後手の竜の横利きもめんどくさい。

▲5六歩としていったん角のラインを消したいけれど、攻めの▲5三歩や▲5二歩が魅力的で、▲5六歩は打ちたくない。

▲6六銀で角を捕獲することは出来るのだけど、それでも△3六歩と来られ、色々変化はあるのですが、余してスッキリ勝てるほど甘くはない。

▲4六歩が教科書的な受けなのだが、△同角▲4七金に△6八角成となったこの馬が案外面倒。


振り飛車が完封しそうなこの局面ですが、何か「うん、これでもう居飛車ダメだね」というようなスッキリした勝ちの手順はあるでしょうか?

学校の先生が、難しい問題にあたり自分もよく解らないときに使う手・・・
「はいこれ、宿題。みんな、考えてきて」

手鞠歌風にのって

市川市民ミュージカル、本日11時からのBプロ公演を見てまいりました。
途中15分の休憩をはさみ、全体で2時間半ほどのプログラムでした。

初めて見たのですが、市川市民役者さんたちの熱気あふれる姿には迫力がありました。キャストは百名はかるく超える数。未就学児童からシニアの方まで、全ての年齢層、全世代によるミュージカル。これを完成させるエネルギーは、さぞすさまじいものだったでしょう。大人は皆さん仕事の合間をぬっての稽古でしょうし、また、子供たちをまとめるのは大変だったはず。気が遠くなりそうです(笑)。

内容は、60年前の市川市の実話とのこと。
今は孫も居る年齢の主人公のタカシ。物語は、タカシの少年時代の家族の記憶をたどる形で進行します。

舞台は宮久保のあたり。経済発展のために人や物資の大型輸送を可能にする広い舗装道路の建設が、市の計画により進められます。

工事に男女問わず集められた土方作業員たちの歌。ヨイトマケのフレーズを含む市川バージョンの労働歌は、興味深かったです。
また、主人公家族の気丈なお姉さんを紹介するシーンで、若者たちが昭和歌謡のメドレーを歌い踊る華やかな場面は魅力的でした。

さて、開発にはひとつの大きな問題が。道路予定地の宮久保の坂に、「袖掛けの松」という松の木がありました。坂で転んだ者にはたたりがあると言われ、たたりを逃れるためにその松に着物の袖をかける習慣があったというもの。その木を伐り倒すことを、誰もが恐れた。

そこで市川市役所の担当者が頼ったのが、人望のある大工の棟梁の「玄さん」。主人公タカシの父さんです。玄さんは悩みぬいた末、ひとびとの先頭にたち「袖掛けの松」を伐ることを決意。

玄さん役の役者さんの歌は、見事でした。存在感もあり本格的な発声で、素晴らしかったです。

やがて悲劇が。木を伐り倒したときに、下敷きになった女の子が死んでしまったのです。玄さんは後悔し嘆き悲しみ、廃人のようになって、酒を飲んではふらつく浮浪者のようになりました。
しかし玄さんは、息子タカシとの会話の中で、自分には3人の子供たちがいる、子供たちは宝なのだと悟り、元気を取り戻します。

お父さんが人が変わってしまい悩み苦しむタカシと、励まそうとする友人7人集は、名場面でした。みなさん、小学校の高学年でしょうか。きっと、たくさん練習したことでしょう。熱演に、心から拍手を送りたいです。

今、現代のタカシは、息子夫婦の離婚に悲しむ孫娘が不憫で悩んでいます。酒を飲んでは荒れています。かつての事件後の玄さんのように。そして、父親が憐れんだ女の子が、自分の孫娘と重なって見えるのです。
そんなタカシに、記憶の中の父さんが語りかけます。「愛してやれ。子供は宝なんだ」
タカシは、答えを見つけたのでした。

ふるさと市川を、子供たちを愛してゆこう・・・全キャスト大合唱で、ミュージカルは幕を閉じます。
ブラボーでした!

ロビーのチケット販売や物販コーナーの雰囲気も、市民の手作り感に満ちていて、よかったです。スタッフのみなさまお疲れ様でした。


行徳将棋クラブの3人はみな未就学児で、役どころは、亡くなった女の子についているキツネの精霊。上手に踊っているのが見れて、感激しました!
スゴイ体験ですね。きっと一生かけて、この物語が心の中で育ってゆくことでしょう。

9月1日(土)の風景

9月1日(土)午前、行徳公民館第2和室にて行徳将棋クラブ活動。

南行徳小3名、南新浜小2名、葛飾小1名、明海小1名、稔台小1名、計8名。


先週の水筒の忘れもの、まだ持ち主が現れません。来週も持ってゆきますので、持ち主の子は申し出てください。よろしくお願いします。

夢の中へ

サンデーサティーズの新しい動画をつくりましたので、ご紹介します。

今回は、井上陽水さんの「夢の中へ」です。原も参加しました。
お楽しみいただけましたらうれしいです。

Twitterアカウント
千葉県市川市の行徳将棋クラブを運営している原伸一です。ブログの更新情報をお届けしてゆきます。2020年11月米大統領選より関連情報の収集・発信に注力しています。
ライブスケジュール
毎週日曜日23時〜23時半 YouTubeライブ。
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GSG5(行徳将棋ガールズ)
GSG(Gyotoku Shogi Girls)は、行徳将棋クラブの女子のこと。音楽も大好きで、2013年女子アマ団体戦で歌を歌ってベストパフォーマンス賞をいただきました。
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Profile
ハラ

フォークシンガー原
(原 伸一)

1967年生。千葉県市川市の南部、行徳・妙典でアコースティックライブの主催等の活動を行っています。また、将棋教室を開いています。

将棋教室の情報は以下サイトにて。

http://gyotoku.livedoor.biz
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